28日のニューヨーク・マーカンタイル取引所における原油先物相場は、前日に続いて上昇しました。指標となる米国産標準油種(WTI)の6月渡しは、前日比3.56ドル高の1バレル=99.93ドルで取引を終えました。取引時間中には101.85ドルまで上昇する場面も見られました。
米イラン交渉の不透明感と海峡封鎖
米国とイランの戦闘終結に向けた交渉の先行きが不透明な中、ホルムズ海峡の事実上の封鎖が継続していることが供給不安を強め、買い注文が優勢となりました。市場では、地政学的リスクが原油価格を押し上げる要因となっています。
UAEのOPEC脱退が影響
一方、アラブ首長国連邦(UAE)が石油輸出国機構(OPEC)から5月1日に脱退すると発表したことを受け、UAEによる増産の可能性が意識されました。これにより、一時的に上げ幅が縮小する場面もありました。市場参加者は、今後のOPECの動向やUAEの生産方針に注目しています。
全体として、供給懸念と需給バランスの変化が交錯する中、原油相場は引き続き不安定な動きが予想されます。



