日産自動車は1日、米国南部ミシシッピ州で計画していた電気自動車(EV)の生産を中止すると発表した。これは、トランプ米政権によるEV購入の税制優遇措置廃止などを背景に、EV需要が減少していることに対応するための措置である。
背景と戦略
日産は米国を日本や中国と並ぶ重点地域と位置付けており、「引き続き米国を主要市場とし、安定した収益と持続的な成長の基盤として全力で取り組む」とコメントしている。今回の決定は、米国の部品サプライヤー向けに同州キャントン工場でのEV生産計画の中止を説明する中で明らかにされた。
工場の今後
キャントン工場では、今後は他の車種の生産を拡充する方針だ。日産は複数のEVモデルを柱とする米国での生産戦略を掲げていたが、開発の遅れなどで計画は停滞していた。
市場への影響
この動きは、米国市場におけるEV需要の変化と、自動車メーカーが直面する課題を浮き彫りにしている。日産は引き続き米国市場に注力する姿勢を示しており、今後の戦略見直しが注目される。



