柏崎刈羽原発6号機で漏電警報作動 発送電停止し原因調査へ
東京電力は3月14日、新潟県にある柏崎刈羽原子力発電所の6号機において、漏電を示す警報が作動したことを受け、原因調査のために発電と送電を停止したと発表しました。原子炉自体は停止せず、出力を約20%に低下させた状態を維持しています。これにより、当初3月18日に予定されていた営業運転の開始が遅れる見通しとなっています。
警報作動の経緯と対応措置
東電によりますと、6号機はフル出力での試運転中だった3月12日午後4時ごろ、発電機から電気が地面にわずかに漏れていることを示す警報が突如作動しました。事前に定められた手順に従い、制御盤などの点検を実施しましたが、具体的な原因を特定することはできませんでした。
作業員の安全を最優先に考慮し、タービンや発電機を停止させて詳細な調査を行うことを決定。3月14日午後0時半ごろには、発電機を送電網から切り離す作業を完了させました。警報作動後も原子炉の状態は安定しており、実際に漏電が発生したのか、あるいは警報システム自体に異常があったのかを焦点に調査を進める方針です。
今後の調査方針と営業運転への影響
東京電力は調査の進捗状況について、「調査に5日や10日かかるような場合には、原子炉を停止させる判断も必要となる」との見解を示しています。また、営業運転に移行するための最終検査を3月18日に実施することを原子力規制委員会に申請していましたが、今回の調査状況を踏まえ、改めて日程を申請する予定です。
柏崎刈羽原発6号機は、安全性を確認するための試運転を経て、営業運転開始に向けた最終段階にありました。今回の事態は、原子力発電所の運転再開プロセスにおける厳格な安全管理の重要性を改めて浮き彫りにする形となりました。東電は原因の早期解明と再発防止に全力を挙げるとしています。



