電事連新会長に関西電力・森望社長が就任 中部電力不祥事の後任で「信頼回復が使命」
大手電力10社で構成される電気事業連合会(電事連)は2026年2月20日、新会長に関西電力の森望社長が同日付で就任したと正式に発表しました。これは、浜岡原子力発電所(静岡県)の安全審査をめぐるデータ不正問題の責任を取って、同年1月に辞任した林欣吾前会長(中部電力社長)の後任としての決定です。
中部電力不祥事に「極めて深刻」と陳謝
森新会長は就任会見において、中部電力の不祥事について言及し、「原子力事業の根幹を揺るがしかねない、極めて深刻なものだ」と率直に陳謝しました。その上で、「電力や原子力事業に対する国民の皆様からの信頼を確かなものにすることが最大の使命だ」と強調し、業界全体の信頼回復に全力を尽くす姿勢を示しました。
関西電力社長としての経験を背景に
森氏は2022年6月から関西電力の社長を務めており、電力業界における豊富な経験と実績が評価された形です。電事連会長として、今後の課題には以下の点が挙げられます。
- 浜岡原発をめぐるデータ不正問題の再発防止策の徹底
- 原子力事業に対する国民の信頼を回復するための具体的な取り組み
- エネルギー政策における電力業界の役割強化
今回の人事は、中部電力の不祥事が業界全体に与えた影響を考慮し、透明性と責任ある運営をアピールする意図が込められています。森新会長のリーダーシップの下、電事連がどのように信頼回復に取り組むかが注目されます。



