大阪ガスは、電力販売事業の拡大に本格的に乗り出す。生成人工知能(AI)やデータセンターの普及に伴い、電力需要が急増していることを背景に、同社グループ最大となる姫路天然ガス発電所(兵庫県姫路市)の1号機と2号機が相次いで運転を開始した。1号機は1月に、2号機は今月1日にそれぞれ商業運転をスタート。これにより、2026年度の電力販売量を前年度比20パーセント増とする目標を掲げている。
発電所では18日、関係者を招いた竣工式が催された。式典後、藤原正隆社長は報道陣に対し、「電力需要が増加する中で、姫路発電所もその一端を担うことになる」と述べ、今後の需要拡大への貢献に意欲を示した。1、2号機の運転開始により、大阪ガスグループの国内火力発電容量は従来の約200万キロワットから約320万キロワットへと大幅に拡大。安定供給体制の強化が図られる。
また、発電所では周辺環境への配慮から、騒音対策として高さ40メートルの防音壁が設置された。この防音壁により、発電所運転時の騒音が周辺住民に与える影響を軽減する狙いがある。
大阪ガスは今後も電力販売事業を成長の柱と位置づけ、データセンターやAI関連の需要を取り込むことで、収益拡大を目指す方針だ。



