香港で初のステーブルコイン免許付与、中国が米国意識か
香港で初のステーブルコイン免許付与、中国が米国意識か

香港の金融当局は、新たな電子決済手段として注目を集める「ステーブルコイン」の発行免許を、金融機関2社に対して初めて付与した。数カ月以内に、関連事業の開始が見込まれている。トランプ大統領が利用促進のための環境整備を進める米国を意識し、中国政府が許可した可能性がある。

免許取得企業と発行計画

免許を取得したのは、英金融大手HSBCと、英スタンダード・チャータード銀行などが設立したアンカーポイント・ファイナンシャルの2社。香港金融管理局(中央銀行に相当)が4月10日に付与し、同日付で発効した。

ステーブルコインは暗号資産(仮想通貨)の一種で、ドルや円などの法定通貨と連動させることで価値の安定を図る。両社とも、まずは香港ドルとの連動を計画している。

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背景と影響

今回の動きは、香港が国際的な金融ハブとしての地位を強化する狙いがあるとみられる。また、中国本土が仮想通貨に厳しい規制を課す一方で、香港では新たな金融技術の導入を進める姿勢を示している。

米国ではトランプ政権下でステーブルコインの規制緩和が進んでおり、中国がこれに対抗する形で香港での導入を後押しした可能性が指摘されている。

今後の展望

ステーブルコインの普及により、国際送金や決済の効率化が期待される。一方で、規制の枠組みやマネーロンダリング対策などの課題も残る。香港当局は、適切な監視体制を整えつつ、イノベーションを促進する方針だ。

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