ホンダが人工知能(AI)を活用した自動運転技術の導入時期を、従来の2027年から2028年に延期する方針であることが27日、明らかになった。北米市場で販売する電気自動車(EV)に搭載する計画だったが、EV戦略の見直しによって変更されたためだ。代わりに、ハイブリッド車(HV)への搭載から始めることになる。
自動運転技術の概要
ホンダは、一般道や高速道路を問わず、設定した目的地まで自動で走行可能な技術の開発を進めている。このシステムは、車載カメラの映像などを活用し、AIが交通状況に応じて運転判断を行う方式を採用している。
延期の背景
ホンダはこれまで、2027年までに高度な自動運転技術を実用化する目標を掲げていた。しかし、世界的なEV需要の変動や競争激化を受け、北米向けEVの投入計画を見直したことが延期の主因とみられる。同社は、HVを足がかりに技術を成熟させ、その後EVへ展開する戦略に転換した。
- 自動運転レベル:条件付き完全自動運転(レベル3以上)を想定
- 搭載開始:2028年から北米向けHVに先行搭載
- 今後の展開:EVへの搭載は市場動向を踏まえて判断
ホンダは、自動運転技術の開発を継続しつつ、現実的な市場導入を目指す方針だ。業界では、トヨタや日産なども同様の技術開発を進めており、競争は激化している。



