備蓄米3回目入札、ほぼ全量落札 主食用米価格の先安観で販売先確保か
農林水産省は27日、2026年産の備蓄米買い入れに向けた3回目の入札結果を公表した。予定数量20万7521トンのうち、3回目までで20万4189トンが落札され、落札率は98.4%に上昇。ほぼ全量が落札される結果となった。
主食用米価格の先安観が強まっていることを背景に、備蓄米として販売先を確保する動きが加速している。業界関係者は「入札の進み具合としては上々だ」と説明している。残りの3332トンは、6月9日に実施する4回目の入札で落札される見込みだ。
入札の仕組みと背景
買い入れ入札では、農水省がまず玄米60キロ当たりの価格基準を非公開で設定。それを下回り、より安い価格を提示した業者から順に落札できる仕組みとなっている。昨年の放出により備蓄米は約32万トンに減少。農水省は備蓄量の適正水準の目安を100万トンとしており、在庫水準の回復が大きな課題となっている。
今後の見通し
今回の入札でほぼ全量が落札されたことで、業界では備蓄米の流通が順調に進むとの見方が広がっている。一方で、主食用米価格の動向次第では、今後の入札にも影響が出る可能性がある。農水省は4回目の入札で残り数量を確実に落札し、在庫水準の回復を目指す方針だ。



