先進7か国(G7)は2日、首脳会議(サミット)をオンラインで開催し、国際エネルギー機関(IEA)を通じて石油備蓄を協調放出することを決めた。放出量は今後4か月間で原油と軽油を合わせて1億バレルとしている。国際的に燃料価格が高騰していることに対応する。
声明で「断固とした協調的措置」に合意
会合後に公表された声明では、「世界のエネルギーシステムの長期的な強靱(きょうじん)性を強化するため、断固とした協調的措置を取ることで合意した」とした。
軽油は供給不安と価格高騰に
G7の今年の議長国フランスのマクロン大統領は2日、X(旧ツイッター)に「石油製品、特に軽油の価格の引き下げに向けて取り組む」などと投稿した。
原油から精製される軽油は、緊迫化が続く中東情勢やロシアによる輸出禁止措置で、供給不安と価格高騰に陥っている。米国は、国内への供給を優先するため輸出を禁じることを示唆していた。