NHKラジオ再編で語学講座「まいにち」シリーズが深夜へ移行、一部廃止も
NHKラジオ再編で語学講座「まいにち」が深夜へ移行 (12.02.2026)

NHKラジオ再編で語学講座が深夜帯へ 朝の学習習慣に変化の波

NHKは2月12日、2026年春からの番組改編計画を正式に発表しました。これに伴い、長年親しまれてきたラジオ第2の語学講座「まいにち」シリーズの放送時間が大幅に変更されることが明らかになりました。特に英語以外の言語を学ぶリスナーにとっては、朝の学習リズムが大きく変わる可能性があります。

AMラジオ統合が引き起こす番組編成の大転換

今回の変更は、NHKが支出削減を目的としてAMラジオ放送を再編する決定に端を発しています。従来のラジオ第1と第2の2波体制が、3月30日から「NHK AM」として一本化されます。この統合により、放送波の数が減少し、番組編成全体の見直しが迫られたのです。

具体的な変更点としては、これまでラジオ第2で朝7時から8時台に放送されていた「まいにちハングル講座」「まいにち中国語」「まいにちドイツ語」などの英語以外の語学講座が、深夜1時から2時台へと移動します。さらに、これらの番組の再放送も廃止される予定です。一方で、英語講座については朝6時台の時間帯が維持されます。

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学習者数の少ない言語番組は廃止へ

より深刻な影響を受けるのは、特定の言語を学ぶ少数のリスナーです。「アラビア語講座」や「ベトナム語ニュース」「インドネシア語ニュース」といった、比較的学習者の少ない言語に特化した番組は、今回の再編を機に完全に廃止されることが決定しました。これは、限られた放送資源をより多くの視聴者に向けたコンテンツに集中させるというNHKの判断によるものです。

NHKの山名啓雄副会長は編成統括者として、「放送波を通じて番組を聞く方もいれば、配信で聞く方も増えています。語学はご都合のいい時間に何度でも聞いていただける。アプリも利用してほしい」と述べ、デジタル配信への移行を促しました。実際、ラジオで放送される番組は、NHKの公式アプリ「らじる らじる」を通じて、放送後1週間は聴取可能です。

新体制ではAMとFMで役割分担を明確化

再編後の新しい放送体制では、AM波とFM波でそれぞれ重点を置くコンテンツが明確に区分けされます。新「NHK AM」では、ニュースや生活に密着した情報番組を中心に編成。一方、FM放送では高音質を活かした音楽番組や、語学・教育番組などに注力していく方針です。

この大規模な再編は、長年朝の時間帯に語学学習を習慣づけてきた多くのリスナーにとって、生活パターンの見直しを迫るものとなるでしょう。特に社会人や学生など、決まった時間に学習を進めていた層への影響は少なくありません。NHKはデジタル配信の利便性を強調していますが、アナログラジオに依存する層や、特定の時間帯に集中して学習する習慣を持つ人々にとっては、適応に時間がかかる可能性があります。

ラジオという伝統的なメディアがデジタル時代に対応するための変革の一環として位置づけられる今回の再編。その成否は、今後どのようにリスナーが新しい学習スタイルを受け入れ、NHKの提供するデジタルサービスを活用していくかにかかっていると言えるでしょう。

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