織田裕二と反町隆史が世直しの指導者に!WOWOW「北方謙三 水滸伝」、日本ロケで描く12世紀中国の壮大な物語
織田裕二&反町隆史が世直し指導者!「水滸伝」日本ロケで描く

織田裕二と反町隆史が世直しの指導者に!WOWOW「北方謙三 水滸伝」、日本ロケで描く12世紀中国の壮大な物語

腐敗した世を正すため、漢たちが立ち上がる――。12世紀の中国・北宋を舞台にしたドラマ「北方謙三 水滸伝」が、WOWOWで15日から放送される。中国の時代劇をもとにした北方謙三の長大な小説が原作だが、撮影はすべて日本で行われた。昨年5月、千葉県鋸南町でのロケを取材した。

豪華キャストが集結!織田裕二と反町隆史が指導者を熱演

湖に浮かんだ要塞・梁山泊を拠点に、世直しの志を持つ者たちが国に叛逆する物語。精神的支柱となる宋江と武勇を誇る晁蓋、2人の指導者をそれぞれ織田裕二反町隆史が演じる。さらに、亀梨和也や満島真之介ら豪華な出演者がそろい、物語に深みを加えている。

宋江(織田裕二)と晁蓋(反町隆史)は互いを信じ、世直しを目指す。壮大な物語を中国の雰囲気を再現するため、日本各地を回り、ロケ地を探した。17都府県50か所以上で撮影され、総移動距離は約2万5000キロ。洞窟など過酷な現場での撮影もあった。

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日本全国で行われた大規模ロケ!梁山泊の場面を再現

5月、鋸南町でロケが行われた。海岸線から細い山道を車で上っていく。切り立った崖に囲まれるように池があり、さらに進むと遠くに海を望む高台に着く。ここで、梁山泊の場面が撮影された。

反町・晁蓋の前に、俳優の演じる武将たちが並ぶ。その背後には、部下役となる約100人のエキストラたち。荒くれ者もいるし、罪を犯した者もいるという設定。正規軍ではないので、武将も含め、服や持っている武具などはバラバラだ。

そうした“寄せ集め”を表現するため、俳優やエキストラ個々の衣装や髪形を少しずつ変えた。違いを出すために、早朝から綿密に準備していく。ヒゲの形もかなり研究したという。

膨大な裏方仕事!スタッフの努力が支える撮影現場

大人数の現場を動かすためには、裏方のスタッフの仕事も膨大に。100台近くの車が集まる時もあるので、駐車場を整備する。トイレも設置する。「ホテルも確保する必要があるし、撮影に使う馬の小屋も作らないといけないこともある」と担当スタッフは話す。

出演者、スタッフ分でお弁当が300個を超えることもあったという。暑い日には、大量の氷を近くのコンビニエンスストアに事前発注した。「我々が撮影を始める時は、パーフェクトに用意されている」と、若松節朗監督は感謝する。

ロケは季節を越え、8か月に及んだ。雪山もあれば、猛暑の中での撮影もあった。千葉の現場で、若松監督は真っ黒に日焼けしていた。「僕ら、旅芸人みたいなものですよ」と口にしつつも、充実感をうかがわせた。

北方謙三の世界を大切に!プロデューサーの熱い思い

大原康明プロデューサー(36)は、北方の大ファン。学生の頃に握手会に行き、いつか自分の手で作品をドラマ化したいと伝えたというから、筋金入りだ。そのためにWOWOWに入社し、水滸伝の構想を練ってきた。

北方作品の魅力は登場人物の「生きざま」だという。「品行方正ではなく、罪を犯すなど、どこか欠けたところのある人物たちが活躍する。そこに共感し、心動かされる。男性も女性も、誇りをもって生きている」

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中国の物語を再現するという以上に大事にしたのは、「北方先生の原作の世界になっているかどうか」。ただ、北方からは「『原作通りにやるな。それが一番、やってはいけないこと』と言われた」と明かす。それでも、「それぞれの読者の中に、何千通りもの登場人物がいる。『この人物はこんなことは言わない』『こんな表情はしない』と、原作からぶれないようにした」という。

今回描いたのは長大な物語の途中まで。「最後まで映像化する。やりきりたい」と宣言した。

◎毎週日曜午後10時、全7話。WOWOWオンデマンド、Leminoで配信も。