米メタは、10代のインスタグラム利用者向けに新たなコンテンツ表示基準を日本でも導入することを発表した。13歳以上向けの映画の評価基準を参考に見直したこの基準は、SNSをめぐる子どものトラブルへの対応を強化する狙いがある。
新基準の概要
メタが8日に発表したこの基準は、昨秋に米国、英国、オーストラリアなどで導入されたもので、日本の18歳未満の利用者にも順次自動的に適用される。保護者の許可なしに解除することはできない仕組みとなっている。
制限されるコンテンツ
これまでも性的な表現やたばこ・アルコール販売に関連する投稿などの表示は制限されてきたが、新たに以下のようなコンテンツが対象となる。
- 強い言葉遣いや危険な行為を含む投稿
- 薬物に関連する器具を写した投稿
- ポルノサイトのリンクなど10代に不適切なコンテンツを共有するアカウント
これらのコンテンツは非表示にされたり、「おすすめ」から除外されたりする。また、不適切とみなされたアカウントは10代の利用者からフォローできなくなり、逆にそうしたアカウント側からも10代をフォローできなくなる。さらに、メッセージのやり取りも制限される。
保護者向け設定の強化
保護者は、より多くの投稿のフィルタリングや、投稿へのコメントの閲覧・受信を制限できる設定を利用できるようになる。これにより、子どものインスタグラム利用をより細かく管理することが可能となる。
背景と今後の展望
この動きは、子どものSNS利用をめぐる規制強化の流れの一環だ。総務省も年齢確認の義務化など規制強化を検討しており、オーストラリアでは16歳未満のアカウント470万件を利用制限するなど、世界各国で同様の取り組みが進んでいる。メタは、こうした社会的要請に応える形で、若年層の安全確保に努めている。



