新浪剛史氏ら不起訴処分、違法サプリ密輸容疑で福岡地検
新浪剛史氏ら不起訴、違法サプリ密輸容疑

福岡地検は22日、大麻成分を含むサプリメントを密輸したとして、麻薬取締法違反(輸入)などの疑いで書類送検されていたサントリーホールディングス(HD)元会長の新浪剛史氏(67)について、不起訴処分としたことを明らかにした。

事件の経緯

書類送検された容疑は、昨年7月下旬、米国在住の知人女性(59)とその弟(54)=福岡県在住=と共謀し、基準を超える大麻の有害成分「THC(テトラヒドロカンナビノール)」を含む違法なサプリメントを米国から日本に密輸したというものだ。

このサプリメントは空港の税関検査で発見された。県警の調べに対し、荷物を受け取った弟は、送り主から新浪氏に送るよう依頼されたと説明。これを受けて、県警は昨年8月、新浪氏の東京都内の自宅を同容疑で家宅捜索した。しかし、違法な薬物は見つからず、新浪氏の尿検査でも薬物反応は確認されなかったという。

Pickt横長バナー — Telegram用の共同買い物リストアプリ

不起訴処分の決定

福岡地検は22日、新浪氏だけでなく、共謀した疑いが持たれていた知人女性とその弟の2人についても不起訴処分とした。地検は具体的な不起訴の理由を明らかにしていないが、証拠不十分などが原因とみられる。

新浪氏は、サントリーHDの元会長として知られ、企業経営の第一線で活躍してきた。今回の不起訴処分により、長年にわたる疑惑に一区切りがついた形だ。また、知人女性と弟についても、同様に嫌疑が晴れたことになる。

この事件は、大麻由来の成分を含むサプリメントの取り扱いについて、改めて注目を集めることとなった。THCは日本の法律で厳しく規制されており、基準値を超える含有が認められた場合、たとえサプリメントであっても違法となる。今後、類似の事件に対する規制の強化や、消費者の意識向上が求められる。

Pickt記事後バナー — 家族イラスト付きの共同買い物リストアプリ