バンド「米米CLUB」のボーカルでアーティストの石井竜也氏が制作した大型オブジェが、福島県双葉町の東日本大震災・原子力災害伝承館のエントランスホールに、15日から展示されている。
震災復興への願いを込めた作品「TOMORROW」
作品は「TOMORROW」と名付けられ、震災からの復興を強く願う石井氏の思いが込められている。東日本大震災と東京電力福島第1原発事故の記憶を、未来へと語り継いでいくというメッセージが表現されている。
作品の詳細
このオブジェは震災翌年の2012年に制作された。高さは2.5メートル、幅は1.6メートルで、素材は繊維強化プラスチック製。希望に向かって羽ばたく乙女が、光る球体を空に掲げる姿が表現されている。球体は地球や海をイメージしたという。石井氏のライブステージで大切に飾られてきたが、一般の人が目にする機会は限られていた。震災と原発事故から15年の節目を迎え、伝承館での展示が実現した。担当者は「復興に向けた石井氏の思いを感じ取ってほしい」と語っている。
石井氏の復興プロジェクト
石井氏は茨城県北茨城市出身で、震災では家族が被災した。母がいわき市出身という縁もあり、古代エジプト考古学研究の第一人者で東日本国際大総長の吉村作治氏と協力し、「Happy Island(ハッピーアイランド)浜通りアーツ2026」と銘打った復興プロジェクトに力を注いでいる。
展示情報
展示は8月中旬まで。エントランスホールは入場無料だが、展示エリアは有料となっている。



