福岡県田川市の村上卓哉市長(55)は22日、記者会見を開き、女性職員に対する一部の行為がセクハラと認められたことを受け、辞職する意向を表明しました。市政の混乱を招いたとして謝罪した上で、女性職員に対して「認識の乖離に気付けず、大きな負担をかけたと反省している」と述べました。25日には市議会議長に辞職届を提出する見通しです。
経緯と第三者委員会の判断
村上氏は昨年2月、女性職員との不倫関係を一部週刊誌に報じられ、大筋で認めて謝罪していました。女性側の訴えを受けて市が設置した第三者委員会は今月18日、村上氏の一部行為についてセクハラと認める報告書を市に提出しました。
報告書では、「職務上の圧倒的な力関係の差異を背景として、拒否を伝えられる対等な関係性があったとは認められない」と指摘。その上で、性的な行為や公用車内で手を握った行為、カラオケ店内での肉体的接触行為について「セクハラに該当すると判断せざるを得ない」と結論付けました。
村上氏の経歴と今後の見通し
村上氏は田川市議を経て、2023年4月の市長選で前市長を破り初当選。現在1期目でした。今回の辞職表明により、市長選が行われる可能性があります。市長は会見で「市民や職員に多大なご迷惑をおかけしたことを深くお詫び申し上げます」と述べ、退職後は政治活動を行わない考えを示しました。
第三者委員会の報告書は、村上氏の行為が職場のハラスメント防止の観点からも問題視されるべきだと強調。市は今後、再発防止策を検討する方針です。



