声優・永瀬アンナが語る『氷の城壁』の魅力 「ほろほろ涙が出た」救いの物語
永瀬アンナ『氷の城壁』で感じた救い 「ほろほろ涙」の理由

永瀬アンナ、アニメ『氷の城壁』に感じた「救い」 学生時代のモヤモヤを優しく包む作品

2026年3月25日、声優の永瀬アンナが、4月2日からTBS系で放送開始となるアニメ『氷の城壁』についてのインタビューに応じた。この作品は、人付き合いが苦手な高校生たちを描いたみずみずしい青春群像劇であり、永瀬は主人公・氷川小雪役を演じている。

「ほろほろ涙が出た」初めての体験

永瀬アンナは原作漫画について、「読んでいて、ほろほろ涙が出てきたのは本当にこの作品が初めてでした」と語る。さらに、「高校生や中学生の時に感じていた違和感とかモヤモヤをすごくやさしく言葉にしてくれたような気がして、それまですごく力の入っていた肩がちょっと軽くなる、ほっとするような作品です」と続けた。

作品の魅力について尋ねられると、「すべてをネガティブなまま終わらせない。ネガティブな気持ちをうまく言葉にしてくれて、『私こうしたかったんだ』という気づきがすごく繊細に描かれています」と説明。阿賀沢紅茶原作ならではの描写に感銘を受けたという。

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学生時代の不安を「救われた」気持ちに

永瀬は自身の学生時代を振り返り、「自分は間違っているんじゃないかと不安になることがすごく多かったのですが、全部が全部間違っていたわけじゃなくて、当時はそれで良かったんだなと。救われたような気持ちになりました」と語った。

人間関係についても、「人間関係を上辺だけで取り繕うことがすごく多かったです。深く関わってしまうと、お互いに負担が増えるような気がして、人の話を聞いてうなずくだけとか…」と当時を回想。そうした小さな積み重ねが大きな不安になった経験を明かしつつ、「この作品はそういうことを一つ一つかみ砕いて、描いてくれました」と作品の理解深さを評価した。

小雪役に込めた「これまでにない怒りとつらさ」

主人公・小雪について永瀬は、「とても身近に感じられるキャラクターです。多くの人が共感できる気持ちを持っていると思います」と語る。特に印象に残った場面として、小雪が男子・雨宮湊を初めて拒絶するシーンを挙げた。

「なんでそんなに自分のことを気にかけてズカズカと入ってくるんだ、『気持ち悪い』という一言を言います。初めて小雪が『嫌だ』という気持ちを表に出したシーンでもあり、傷つけると分かっていたはずなのに言ってしまった言葉です」と説明。この場面の収録では、「これまでにあまりない怒りやつらさを込めて演じられました」と演技に込めた感情を明かした。

収録現場は「和やか」な雰囲気

収録の雰囲気について尋ねられると、「とても和やかですね。学校の話なので、声出しから始めましょうと、ガヤから撮り始めていました」と語った。美姫役の和泉風花さんが声出しを「わーって始めて、その明るさ、元気さでみんながエンジンをかけることが多かったです」と、現場の活気ある様子を伝えた。

声優としての学びと作品の見どころ

今回の役を通して学んだこととして、「一人よがりの芝居ではダメだなと思いました。一人になりたいとか、人とあまり関わりたくないとか、そういう小雪の気持ちに共感できますが、演じる上では人と心を通わせてやらないといけないというシーンがたくさんあったので」と語った。

声優という仕事の面白さについては、「何者にでもなれるところが面白いです。今、私は20歳を超えていますが、高校生にもなれますし、イヌ役と言われたらイヌにもなれるし、何者にでもなれて、その人物の人生をたどれるのがすごく面白いです」と熱く語った。

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アニメの見どころとして、「ぜひ音楽に注目してほしいです。登場人物の繊細な心に寄り添うような楽曲がすごく心地よいです」と推薦。さらに、「みんなミニキャラになっているシーンは、そうでないシーンとの差がすごく面白いです。シリアスの中に急にギャグシーンが入ると、くすっと笑えます」と作品のバランスの良さをアピールした。

永瀬アンナは1996年3月31日生まれ、東京都出身。主な出演作に『呪術廻戦』天内理子役、『サマータイムレンダ』小舟潮役、『超かぐや姫!』酒寄彩葉役などがある。『氷の城壁』は、多くの視聴者に共感と救いをもたらす作品として期待が高まっている。