R-1グランプリ2026、今井らいぱちが初優勝 東京撤退の危機を逆境で乗り越える
R-1グランプリ2026 今井らいぱち初優勝 逆境を力に (26.03.2026)

R-1グランプリ2026、今井らいぱちが初優勝 東京撤退の危機を逆境で乗り越える

一人芸の日本一を決める「R-1グランプリ2026」の決勝戦が3月21日、東京都港区のフジテレビで行われ、芸歴15年の今井らいぱち(38)(吉本興業)が見事に初優勝を果たしました。昨夏に双子が生まれ、3児の父となった今井は、今大会で決勝に残れなければ単身赴任をやめて大阪に帰る覚悟だったと明かし、優勝記者会見では「勝因は“逆境”。支えてくれた家族や周りの芸人たちに感謝したい」と喜びを爆発させました。

過去最多のエントリー数を突破した激戦の決勝

24回目となる今大会には、過去最多となる6171人がエントリー。予選1、2回戦、準々決勝、準決勝を勝ち抜いた9人が決勝ファーストステージで競い合いました。決勝のネタは4分に限られ、今井は高校の特別授業を舞台にしたコントで講師を演じ、700点満点中669点を獲得。トンツカタン・お抹茶(36)(プロダクション人力舎)と共にトップに立ちました。

14点差で3位につけたドンデコルテ・渡辺銀次(40)(吉本興業)を加えた3人で臨んだファイナルステージでは、今井がラッパーという全く異なる設定のコントを披露。心地よく予想を裏切るネタで客席を飽きさせず、審査員7人の決選投票では5人から票を得て、初の決勝進出で王者に輝きました。

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霜降り明星・せいやのイベントが転機に

今井は記者会見で、2月の準決勝から決勝までの1か月間、常設劇場を持つ吉本興業の強みを生かし、毎日舞台でネタを試したことを明らかにしました。「途中、わけがわからなくなってきて、『このネタ、めっちゃおもんないんちゃう』と思うくらい」と自信を失いかけたものの、霜降り明星・せいやのイベントにゲスト出演したことが功を奏しました。「僕のことを知らないお客さんばっかりで、めっちゃウケた。それで自信を取り戻せた」と振り返りました。

今大会で過去と違った点として、周りからの助言を素直に受け入れたことを挙げています。特にネタ作りでは、「キングオブコント」王者のビスケットブラザーズの2人と毎日SNSでやりとりし、ネタ動画を送ってアドバイスを求めることを繰り返しました。「チャットGPTみたいになってた時期もあった」と笑いながら語りました。

見取り図・盛山晋太郎への感謝と今後の展望

野球の「ライトで8番」から取った芸名の名付け親でもある、見取り図・盛山晋太郎への感謝の言葉もありました。今井が駆け出しの頃から目をかけてくれた先輩で、東京では、見取り図がYouTubeの撮影用に借りている部屋に間借りしています。「今は生活の世話までしていただいてしまっているので、やっとお返しできる瞬間が来た」と笑顔を見せました。

今後、挑戦してみたい仕事として、完成度の高いネタからは意外にも「体を張ったロケ」を挙げました。自身のYouTubeチャンネルでは、ノースリーブに半ズボン姿で体当たりの企画に挑んでいるだけに、「海外の知らない土地に一人で放り出されるとか、北海道から沖縄までチャリで行けとかでも全然やります」と意欲を見せました。

とはいえ、そんな長期ロケともなれば、家族と会えなくなる可能性があります。それを指摘されると「確かに……ちょっと寂しいかも」と一瞬、父親の顔に。それでも、「でも、仕事でとなったら、奥さんも応援してくれると思います」と前向きな姿勢を示しました。

今井は、1本目の講演会のネタには「60分のフル尺版」があるといい、「今一番やりたいことは、60分の講演会ライブ」と語っています。逆境を乗り越えた新王者の今後の活躍に、期待が高まります。

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