昭和を代表する歌手、美空ひばりさん(1989年死去)が18歳当時にレコーディングした未発表曲の音源が発見された。日本コロムビアが15日、発表した。タイトルは「二人きりで」。テンポ感のあるポップな曲で、揺れ動く少女の恋心を歌っている。
音源は、同社が保管する約11万本のマスターテープ(原盤)のアーカイブ化を進める中で見つかったという。「リンゴ追分」が大ヒットした4年後の1956年2月10日にレコーディングされ、10代とは思えぬ成熟した歌声を響かせている。作詞は「東京キッド」(1950年)などを手がけた藤浦洸、作曲は「お祭りマンボ」(1952年)の原六朗、編曲は松尾健司。美空さんを一大スターへと押し上げた立役者たちによる貴重な作品だ。
「二人きりで」は、美空さんの命日にあたる6月24日に配信シングルとしてリリースされるほか、同日発売される4枚組のベストアルバム「うたの宝石箱」にも収録される。
担当プロデューサーの衛藤邦夫さんは「18歳という、少女から大人へと移ろいゆく時期の貴重な録音です。豊かな安定感の中に、新鮮さが同居する若き日の美空ひばりの歌声を、ぜひお楽しみください」とコメントしている。



