福島市が妊活・女性健康支援で新たな実証事業を開始 ルナルナと連携協定を締結
福島市と、女性向けヘルスケアサービス「ルナルナ」を運営するエムティーアイ(本社:東京都)は、3月から妊娠を希望する世帯や女性の健康を総合的に支援する実証事業を開始します。両者は1月26日に連携協定を結び、この取り組みを正式に発表しました。
プレコンセプションケアの意識向上を目指す実証内容
この実証事業では、ルナルナの有料機能を無償で提供し、女性の月経管理や妊活、出産、更年期などに関する情報を積極的に発信します。目的は、出生数への貢献可能性を検証しながら、性や妊娠に関する正しい知識を身に付け、健康管理を実践する「プレコンセプションケア」の意識を醸成することにあります。
エムティーアイは2024年から全国の自治体と同様の実証を行っており、福島県内の自治体としては初めての事例となります。同社は福島市が設置する「ふくしま公民連携窓口(通称・公民こねくと)」を活用して実証を提案し、今回の連携に至りました。
対象者と実証期間、具体的なサービス内容
実証の対象となるのは、若年期から更年期までの女性や、ヘルスケアに関心を持つ福島市民です。利用方法は、専用コードが記載されたチラシを入手するか、「ルナルナみらいサポート」と検索してアクセスします。実証期間は2025年3月1日から2028年3月末までの約3年間を予定しています。
具体的なサービスとしては、通常月額400円のプレミアムコースを無料で利用可能にします。これにより、以下の機能が提供されます:
- 半年先までの生理日や排卵日の予測
- パートナーへの体調情報の共有
- 生理周期や体調の振り返りと分析
乳幼児健康診査のデジタル化も同時に推進
福島市は、この実証と並行して、乳幼児健康診査のデジタル化導入にも取り組み、子育て世帯への支援を充実させます。従来は紙に記入していた問診票をアプリで提出できるようになり、母子手帳を介して共有されていた健診結果もアプリで確認可能になります。
スケジュールとしては、3月初旬に保護者向けの問診回答を開始し、4月中旬からデジタル問診票を活用した健康診断を本格的に始める予定です。これにより、行政サービスの効率化と利用者の利便性向上が期待されています。
この取り組みは、地方自治体と民間企業が連携して、女性の健康や家族形成を支援する新たなモデルとして注目を集めています。実証期間中はデータを収集し、効果を検証しながら、将来的な全国展開や政策への反映を目指す方針です。



