水野敬三郎氏が93歳で死去 東京芸術大名誉教授、日本彫刻史の権威
水野敬三郎氏死去 東京芸大名誉教授、93歳 (09.03.2026)

日本彫刻史の権威、水野敬三郎氏が93歳で逝去

日本彫刻史研究の第一人者で東京芸術大学名誉教授の水野敬三郎(みずの・けいざぶろう)氏が、3月8日午前4時27分、神奈川県茅ケ崎市の病院で死去した。93歳だった。肺気腫の療養中であったという。葬儀は近親者のみで執り行われ、後日お別れの会が開かれる予定である。

学術界と美術館運営に多大な貢献

水野氏は東京都出身で、日本彫刻史を専門とし、長年にわたり東京芸術大学で教鞭を執った。その研究は日本の仏像や彫刻芸術の理解を深める上で極めて重要な役割を果たした。また、半蔵門ミュージアムの名誉館長として同館の運営にも携わり、新潟県立近代美術館の名誉館長も務めるなど、美術館行政においても顕著な功績を残した。

主な著書には「日本彫刻史研究」「ミズノ先生の仏像のみかた」などがあり、これらは研究者や一般読者から広く親しまれ、日本美術の普及に大きく貢献した。特に後者は、仏像鑑賞の入門書として多くの人々に愛読され、彫刻芸術への関心を高める一助となった。

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療養生活と突然の訃報

水野氏は近年、肺気腫を患い、療養生活を送っていた。それにもかかわらず、学術活動への情熱は衰えず、日本の彫刻史に関する知見を後進に伝えることに尽力していた。今回の訃報は、関係者や美術愛好家に大きな衝撃を与えている。

喪主はめいの藤村晴(ふじむら・はる)氏が務める。葬儀は近親者のみで行われ、一般向けのお別れの会は後日開催される予定であり、多くの関係者がその功績を偲ぶ機会となるだろう。

水野敬三郎氏の逝去は、日本彫刻史研究における大きな損失である。その学問的遺産は、今後も多くの研究者や美術ファンに受け継がれ、日本の文化遺産の理解を深める礎となるに違いない。

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