口と足で描く世界の芸術展、小平で300回目 19カ国71点
口と足で描く世界の芸術展、小平で300回目

東京都小平市で、口や足で繊細に描かれた絵画作品を集めた展覧会「口と足で表現する世界の芸術家たち」が、15日から17日までの3日間、三菱電機ビルソリューションズ教育センター体育館で開催される。今回で300回目の節目を迎え、35年にわたる取り組みの集大成となる。出展画家による創作実演も予定されており、来場者は障害を乗り越えた芸術の迫力を間近で体感できる。

19カ国から55人の画家が参加

本展には、日本を中心に世界19カ国から55人の画家が参加。油絵や水彩画など計71点が展示される。作品には、口に色鉛筆をくわえて描いた繊細な富士山や満開の桜の風景画、1メートルを超える大作も含まれ、障害の有無を超えた芸術の力強さが感じられる。

35年の歴史と300回目の開催

主催する三菱電機ビルソリューションズによると、1991年に「口と足で描く芸術家協会」所属の画家の作品を購入し、研修施設に飾ったことがきっかけ。感動した社員の声を受け、1992年に教育センター内で初の絵画展を開催。1994年からは全国巡回展となり、これまでに延べ約83万人が来場した。

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実演する画家たち

会期中、3人の画家が来場し、実際に口や足で絵を描く実演を行う。15日は、生後10カ月で高熱により脳性まひを患った森田真千子さん(70)が、口に筆や色鉛筆をくわえて描く。16日は19歳の時に自動車事故で四肢まひになった梅宮俊明さん(59)、17日は中学3年生の時に器械体操の練習中に頸椎を損傷した古小路浩典さん(63)が、それぞれ実演する。

協会の現状

口と足で描く芸術家協会には、4月現在で69の国と地域から約740人が所属。うち日本人は18人で、世界で活躍している。

担当者は「障害のある人たちの努力の成果として、迫力のある作品が描かれていることを見てもらえれば」と話している。入場は無料で、午前10時から午後4時まで。問い合わせは同社人材開発センター(電042-341-4511)へ。

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