新潟市の古町地区で、伝統の「古町芸妓」に新たな風が吹き込まれている。2026年5月13日、新人芸妓2人を紹介する「おひろ芽の会」が市内のホテルで開催され、地元の商工関係者や料亭関係者らが見守る中、華やかな舞が披露された。
新たに加わった2人の芸妓
新たに古町芸妓となったのは、新発田市出身のはじめさん(20)と新潟市出身の菜月さん(18)。2人は3月に、芸妓の育成や派遣を行う「柳都振興株式会社」に入社したばかりの新入社員だ。同社には現在、2人を含めて10人の芸妓が所属している。
この日、はじめさんと菜月さんは、先輩芸妓たちと共に可憐な踊りを披露。舞台を終えた後、菜月さんは「踊りや作法を学んで成長したいです」と笑顔で語り、はじめさんは「お姉さんたちのように美しく強い芸妓さんになりたいです」と決意を新たにした。
古町地区のにぎわい再生への取り組み
古町地区は、みなとまち新潟の中心として栄えてきたが、近年はにぎわいの低下が課題となっている。地元経済界や新潟市を中心に、地域の活性化を目指す取り組みが進められており、古町芸妓の存在はその象徴的な存在だ。
柳都振興株式会社は、1987年に地元有力企業約80社が出資して設立され、芸妓の養成や料亭文化の伝承に努めてきた。同社は、芸妓の育成を通じて古町の伝統文化を守り、地域の魅力を発信している。
おひろ芽の会の様子
「おひろ芽の会」では、柳都振興所属の芸妓に加え、独立した芸妓も含めて14人が出演。華やかな着物に身を包み、優雅な舞を披露し、会場を魅了した。古町芸妓の伝統と技が、次世代へと確実に受け継がれていることを印象づける一日となった。



