嵐の公演影響で札幌の民泊施設が活況、宿泊料高騰でも予約殺到
札幌市内の民泊施設において、日本人女性による宿泊予約が急増している。この現象は、同市豊平区の大和ハウスプレミストドーム(札幌ドーム)で2026年3月13日から15日にかけて開催される人気アイドルグループ「嵐」の活動終了前公演の影響と見られている。平均宿泊単価は通常の約3倍に高騰しているにもかかわらず、施設はほぼ満室状態が続いている。
宿泊状況の詳細と価格高騰の実態
市内を中心に民泊施設を運営する「コハビホーム」が2月26日に発表した宿泊状況によると、3月13日と14日の両日は、同社が運営する市内全約150室がほぼ満室となっている。両日の平均宿泊単価は、マンション一室で昨年同期の3.3倍にあたる約10万円にまで高騰している。これは通常の宿泊料金と比較して大幅な上昇を示しており、公演の需要が極めて高いことを反映している。
普段の利用客は外国人観光客が約85%を占めているが、今回の両日では約半数が20歳から30歳代の日本人女性客の予約となっている。公演が発表されて以降、この層からの予約が急増したという。同社の担当者は「市内のホテルが満室のため、民泊施設に流れてきているのかもしれない」と指摘しており、公演に伴う宿泊需要の高まりが、従来とは異なる客層を引き寄せている実態が浮き彫りになっている。
公演の社会的影響と今後の展望
嵐の公演は、単なるエンターテインメントイベントとしてだけでなく、地域経済にも大きな影響を与えている。宿泊施設の需要増加は、観光業界にとって追い風となっており、特に民泊業界ではこのような大規模イベントが収益向上の機会となっている。しかし、価格高騰は一部のファンにとって負担となる可能性もあり、バランスの取れた対応が求められる。
この現象は、アイドル文化が地域活性化に貢献する一例として注目されており、今後も同様のイベントが開催される際には、宿泊施設の需給調整や価格設定に関する議論が活発化することが予想される。札幌市では、公演期間中の観光客受け入れ体制を強化する動きも見られ、地域全体でイベントを成功させようとする姿勢が伺える。
