Mrs. GREEN APPLE(ミセス)が7月5日、東京・MUFGスタジアム(国立競技場)でスタジアムツアー『ゼンジン未到とイ/ミュータブル〜間奏編〜』ファイナル公演を完走した。同ツアーは4月と7月に計4日間、大阪・ヤンマースタジアム長居で5月に2日間開催され、全6公演で約39万人を動員。大阪2公演と7月の国立2公演はファンクラブ限定で、メンバーの大森元貴(Vo/Gt)はファンダム名「JAM'S」に向けて「ミセスにしかできないこと、やり続けたいなと思っています」と宣言した。
バンド史上初の国立4日間、全公演完売
ツアータイトルの「ゼンジン未到」は、ミセスが2015年にデビュー前からライブハウス規模で行ってきたシリーズ。2024年夏の『ゼンジン未到とヴェルトラウム〜銘銘編〜』では日本のバンド史上最年少でスタジアムツアーを実現したが、今回の国立4日間開催は嵐に続き史上2組目、バンドでは史上初。全公演が完売し、新たな記録を打ち立てた。
巨大スクリーンにカウントダウンが表示され、大森、若井滉斗(Gt)、藤澤涼架(Key)の3人が登場。国立全体が大歓声に包まれる中、大森の「いけるか、ゼンジンー!」の掛け声とともに「Magic」で幕開け。「私は最強」「スターダム」と疾走感あふれる楽曲で熱気を一気に高めた。
JAM'S限定公演、特別な一体感
最初のMCで大森は「ようこそ!Mrs. GREEN APPLEです」とあいさつ。「ファンクラブ限定の国立競技場ですからね。これはとんでもなくやばいこと、正真正銘のJAM'Sしかいないということだよ!」と大興奮。「今日は勝負ですからね、我々と。どっちのほうが愛が深いか」とあおり、「はじまるぞ!」の掛け声でメジャーデビュー曲「StaRt」へ。続いて「アボイドノート」「アポロドロス」とバンドサウンドを響かせた。
「familie」では大森が後方ステージまで移動し、スクリーン映像と照明、ライトスティックの光が連動。ウォーターキャノンが加わった「Carrying Happiness」では華やかな演出が光った。日が落ちる中、若井の速弾きギター、藤澤のフルート、大森のギター弾き語り(「BFF」〜「Variety」)とソロパートを展開。大森はメンバーへの愛と音楽への覚悟を伝えた。
多彩な楽曲で魅了、新曲情報も
モールス信号とともに「ANTENNA」で再開。夕暮れの空と「クスシキ」の世界観が融合し妖艶な雰囲気に。大森の色気ある「Loneliness」、情感たっぷりの「Dear」「僕のこと」、激しい「ナニヲナニヲ」と変化。特に「ライラック」では、JAM'Sの完璧なコールと一糸乱れぬライトスティックの動きで一体感を見せた。同曲はオリコン週間ストリーミングランキング(2026年7月13日付)で史上最速の累積再生数10億回を突破、史上4作目、男性グループ初の記録となった。
MCでは大森が「4日間国立競技場でやるって、すごいことですからね。すごくない?びっくりするんだけど」としみじみ。「みなさんのおかげです、ありがとうございます」と感謝を伝え、「JAM'Sのおかげだね」と改めた。未解禁の新曲「Brand New」(映画『スパイダーマン:ブランド・ニュー・デイ』日本版主題歌)のヒントや、9月30日発売のオリジナルアルバム制作が大詰めであることを報告した。
夏の定番曲で盛り上がり、花火も
若井が「右手に青、左手に夏。2つ合わせて、青と夏!」と叫び、大森が笑いながら「なにそれー!」とツッコみ「青と夏」へ。続く「コロンブス」「GOOD DAY」ではメンバーがエンドステージへ移動し距離を縮めた。本編最後の「ダーリン」では花火が打ち上げられ、夜空にオレンジ色の光が広がった。大森は「一緒に!ダーリンダーリン!」と歌い上げ、「ありがとう!」と投げキッスで締めくくり、3人は深々とおじぎをしてステージを後にした。
アンコールで決意表明、ドローンアートも
アンコールで再登場し、大森が「CONFLICT」と叫んでギターイントロが響いた。同曲は「ゼンジン」立ち上げ時から歌い続けてきた楽曲で、“未だ見たことのない景色”に向かう決意を込めている。大森は曲中に「ありがとう!」「愛してるよ!」と感謝を伝え、「上へ!」と宣言。藤澤は涙をこらえるように空を見上げ、若井は観客を見つめながら何度もうなずいた。
続く「風と町」ではNHK朝ドラ『風、薫る』の主題歌を披露。最後のMCで大森はフェーズ3について「目的地じゃなくて現在地を大事にしようと掲げてはじまったけど、まだまだ全然、まだ見ぬ開拓地に進んでいきたい」と吐露。「僕ら自身も想像がつかないところへ、みんなと一緒だったら行けそうな気がするんだけども。一緒に行ってくれますか?」と呼びかけ、大歓声を受け「ミセスにしかできないこと、やり続けたいなと思っています。時代が変わろうとも、一緒にみなさんと歳をとっていきたい」と宣言。最後は「ケセラセラ」で締めくくり、大森の「せーの!」でJAM'Sと合唱した。
全ての演奏を終え、藤澤は「また明日から、みんながミセスの曲を聴いてくれたらうれしいし、JAM'Sでいてよかったって思えるような、そんなミセスを届けていけるようにがんばっていきます」、若井は「Ringo Jam(ファンクラブ)10周年。みんなと一緒に盛大に祝えて、本当に楽しかったです」と感謝。大森は「やっぱライブって最高だよね。…でもライブが一番だ!」と宣言した。最後に3人が「以上、Mrs. GREEN APPLEでした!」と締めくくると、スタジアム上空に「Ringo Jam 10th」の文字と青りんごロゴの巨大ドローンアートが浮かび上がった。メンバーは姿が見えなくなるまで「愛してるよ、JAM'S!」「またね!」と手を振った。
総計25万人以上が熱狂を共有
5日のツアーファイナルは、計15のプラットフォームで生配信、国内361館の映画館・450スクリーン、韓国・香港・台湾・タイの22劇場・26スクリーンでライブビューイング、さらに「みるハコ」でのカラオケビューイングも実施。会場・配信・ライブビューイング・カラオケビューイングを合わせて総計25万人以上が熱狂を共有した。



