舞台『キングダムII-継承-』の公開稽古・全メインキャスト会見が14日、都内で行われ、秦軍の大将軍・王騎を演じる山口祐一郎が、役への並々ならぬ覚悟を語った。今作は2023年2月に上演された第1弾の続編で、王騎が戦いの中で壮絶な死を遂げる物語が描かれる。
「命がけ」の重低音
冒頭のあいさつで、山口はほほ笑みを浮かべながらも「命がけでやっております」と重低音を響かせ、会場の空気を一変させた。演出の山田哲也氏について、山口は「普段のお稽古でしたら『もう少し頑張ってください』とおっしゃるのですが、今回は『大丈夫ですか?』『お水飲んでいらっしゃいますか?』と心配してくださる」と明かし、王騎の最期を演じる稽古の過酷さを印象づけた。
カンパニーを包む包容力
会見では、共演する摎役の大塚千弘の父親が仕事を引退したと聞き、「グサッときた」と自虐を交えて笑いを誘う場面も。また、ホウ煖役の東啓介がこの日誕生日を迎えたことを優しく紹介するなど、カンパニーを包み込むような包容力を見せた。山口は「稽古とか、日常の表情とかを見ていると、本当に今日まで生きてきてよかったな。本当に幸せなお稽古場です」と穏やかな表情で語った。
共演陣から「祐様」と慕われる存在
共演陣からは「祐様」と呼ばれ慕われる山口。常に明るく声をかけ、稽古場の空気をよくしている姿勢が口々に語られ、王騎さながらの存在感をにじませていた。会見には、信役(Wキャスト)の三浦宏規、高野洸、羌カイ役の山本千尋、ホウ煖役(Wキャスト)の東啓介、章平、河了貂役の華優希、尾平役の元木聖也、蒙毅役の竹内將人、羌象役の清水葉月、蒙武役(Wキャスト)の渡辺大(東京・大阪公演のみ)、飯作雄太郎(大阪・福岡公演のみ)、摎役の大塚千弘、騰役の石川禅、王騎役の山口が参加した。
原作と作品の背景
本作は、『週刊ヤングジャンプ』(集英社)で連載20周年を迎える原泰久氏による人気漫画が原作。時は紀元前、中国・春秋戦国時代を舞台に、戦災孤児の少年・信と、のちの始皇帝となる若き秦王・えい政の2人の少年が、史上初の中華統一を目指すストーリー。2019年から山崎賢人主演で実写映画が公開され、今月17日には5作目となる映画『キングダム 魂の決戦』が公開される。舞台第1弾は23年2月に帝国劇場で上演された。
公演情報
舞台『キングダムII-継承-』は、8月9日から9月13日まで東京建物Brillia HALL、9月21日から29日まで大阪・新歌舞伎座、10月6日から13日まで福岡・博多座で上演される。チケット情報などの詳細は公式サイトを参照。



