「夢見る女子」の生態:推し活に月30万円も
東京で暮らすコンカフェ勤務の女性・さかなさん(仮名)は、大量のキャラクターグッズや推しの写真に囲まれた部屋で生活している。彼女の推し活への出費は月に30万円に達することもあり、その生き方が注目を集めている。
オタク人生の始まり
さかなさんのオタク人生は10歳のときに始まった。田舎で何もない場所に住んでいた彼女は、友達にL'Arc~en~Cielの音源を聴かされ、衝撃を受けた。近所にレンタルショップがなかったため、車を持つ父親に街のレンタルショップでCDを借りてきてもらい、カセットテープに録音して繰り返し聴いていたという。
成人して自分でお金を稼げるようになると、大阪や東京にビジュアル系バンドを追いかけて遠征するようになった。初めてL'Arc~en~Cielを生で見たのは、あの日CDを聴いてから約20年後の大阪ドーム公演だった。ステージから最も遠い席だったが、遠くで演奏する小さなメンバーの姿を見て「生きてる!」と感動したそうだ。
推しを増やす理由
さかなさんは「自分の機嫌は自分で取れる人でいたい」と語る。そのコツは推しをたくさん持つことであり、「バランスのいいオタクでいたい」と話す。一度好きになったものは嫌いにならずにずっと推し続けられるという。
「心の柱をいっぱい持っていたくて、こっちがダメになってもあっちがあるって、いっぱい逃げ道をつくっておきたいんです。ひとつだと心配で不安定になっちゃいますよね。すごい依存体質だからこそ、ひとつのものに依存しすぎたくないんです」と語る。
趣味の時間は仕事を忘れて思いっきり楽しむことが大事で、そのおかげで「メンタル的に危ない時期は少ない」という。今日もサンリオの話をしながら、スマホの裏にはしっかりとL'Arc~en~Cielのステッカーが貼られていた。
推し活が一般的になった現代だからこそ、自分の機嫌を自分で取る方法として、彼女の生き方は示唆に富んでいる。



