「また会いたい」と思われる人の秘密:記憶術と感じのいいお願いの技術
「また会いたい」と思われる人の秘密

「また会いたい」と思われる人には、ある共通の秘密がある。コミュニケーションと心の専門家である吉井奈々氏は、その鍵は「記憶」と「感じのいいお願い」にあると指摘する。一瞬で信頼を深める記憶の習慣と、相手の心をほぐすお願いの技術を、同氏の著書『なぜか、また会いたくなる 感じのいい人の心がけ帳』(PHP研究所)から紐解く。

「楽しみ」を共有して味方をつくる

相手の「好き」を事前にリサーチし、心地よく過ごせる場を用意することが重要だ。そこから「実は相談があって」と柔らかく切り出すことで、押しつけがましくなく話が進む。相手の心がゆるんでいるからこそ、自然な流れで本題に入れるのだ。

吉井氏は、このアプローチを「楽しみの共有」と呼ぶ。相手が興味を持つ話題や活動を共有することで、お互いの距離が縮まり、信頼関係が築きやすくなるという。

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過去のやさしさを大切にする

目の前の厳しい言葉やそっけない態度に一喜一憂していないだろうか。感じのいい人は、相手との時間で積み重なってきたやさしさに目を向けることができる。厳しい言葉の裏にある期待や、これまでに受け取ってきた思いやりを大切にするのだ。

1つの出来事だけで判断せず、これまでの関係の流れで見ていく。この習慣が身につくと、あまり人のことを嫌いにならなくなる。相手の一瞬ではなく、これまでの積み重ねを信じられる人が、関係を豊かに育てていける。

モヤっとしたときの3つの対処法

もし相手に対してモヤっとした感情が湧いたら、以下の3つのステップを試してみてほしい。

  • 厳しい指摘を「期待のあらわれかも」と捉え直してみる
  • 今の出来事だけでなく、これまでのやさしさを思い出してみる
  • 相手の「点」ではなく「線」の歴史を信頼する

これらの習慣を実践することで、人間関係はより深く、豊かなものになるだろう。吉井氏は「感じのいい人は、相手の良いところを記憶し、それを活かしてお願いをする。それが信頼を一瞬で深める秘訣だ」と語る。

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