和歌の浦を見下ろす白亜のホテル「エピカリス」
和歌山市新和歌浦の海岸沿いに、さざ波の音が心地よい場所に白亜に輝く建物がある。8年前に開業したホテル「エピカリス」だ。エントランスの奥にあるレストラン「カロスオーシャン」では、家族連れや女性客らが優雅にランチを楽しんでいる。
店名の由来は「美しい海」 ギリシャ語からの造語
店名の「カロスオーシャン」はギリシャ語との造語で「美しい海」を意味する。和歌の浦を一望しながら珍しいギリシャ料理を楽しめるのが特徴で、宿泊者以外も利用可能だ。
一番人気は「ムサカ」セット 伝統の味を提供
昼時はサラダなど前菜の盛り合わせにパン3~4種が食べ放題のランチセットなどを提供。一番人気は「ムサカ」のセット(税込み2200円)だ。ムサカは、ひき肉などにナスを重ねてオーブンで焼き上げたギリシャの伝統料理。軽くあぶられたホワイトソースとオランデーズソースが描く模様もユニークだ。
口の中に素朴であっさりとした具材の味わいが広がり、初めて食べてもどこかほっとする懐かしさを感じる。添えられた野菜のグリルとの相性も抜群で、ムサカと一緒に食べるとクリーミーなソースのコクが味をまとめてくれる。
「パスティツィオ」も人気 ヘルシーな味わい
ペンネにミートソースなどを重ねてオーブンで焼き上げた「パスティツィオ」のセット(同1530円)も人気という。同ホテル副総支配人の大城喜寛さん(45)は「年齢層が高いお客様も増えた。優しくヘルシーな味なので、皆さんに楽しんでもらえると思う」と胸を張る。
エーゲ海と和歌の浦が重なったコンセプト
総支配人がギリシャを訪れた際、エーゲ海の眺望と和歌の浦が重なり、ホテルのコンセプトが「ギリシャ」に決まったという。白を基調とする内装と和歌の浦の青い海のコントラストが美しく、リゾート地で過ごすバカンス感覚に浸れる。ここに来て「時間がゆっくりと流れている」と漏らす客もいるといい、大城さんは「料理や雰囲気を通じて、非日常を味わってもらえたら」とほほ笑む。
海を眺め、未体験の料理を楽しむうちに、せわしなく感じていた時の流れが穏やかになっていった。息つく暇がないと思う時こそ、また訪れてみたい。(岡本珠梨)
店舗情報
住所:和歌山市新和歌浦2の4。ランチは午前11時半~ラストオーダー午後1時半。カフェはラストオーダー午後2時(土日祝日は午後4時)。ディナー(要予約)は午後5時半~9時。不定休。問い合わせは073-447-0001。



