「これってどうしてだっけ?」「あれってホントかな?」と、普段は気にしないことが急に気になる瞬間はありませんか。本記事では、そんな日常のふとした疑問をきっかけに、思わず誰かに話したくなる雑学を紹介します。
人間の体にまつわる疑問
あくびがうつるのは、相手の行動を無意識にまねる「共感」や「ミラーニューロン」(他者の動作に鏡のように反応する神経細胞)の働きが関係すると考えられています。共感しやすい家族や親しい人ほどうつりやすい傾向があるようです。
寒いときに立つ鳥肌は、毛穴の周りの小さな筋肉「立毛筋」が収縮し、毛穴が閉じて毛が立つことで起こります。体毛の多い動物と同じく、人間の祖先も逆立てた毛で空気の層をつくって保温していたと考えられています。衣服で寒さを防げるようになり体毛は退化しましたが、鳥肌はその名残といえるでしょう。
爪の伸びる速さは、一般的によく使う利き手のほうが速く、人さし指、中指、薬指、親指、小指の順に伸びやすいそうです。動かす頻度が高く、血流や刺激が多いことが影響しているとみられます。
目を開けたままでのくしゃみはほとんどできません。くしゃみの瞬間は反射的にまぶたが閉じるためです。目を閉じることで頬の筋肉が自然に引き上がり、鼻の穴を広げて空気を外に出す仕組みになっています。
左右の鼻が交互につまるのは、「ネーザルサイクル」と呼ばれる生理現象で、鼻腔粘膜の血管収縮と拡張が左右で交互に起こります。数時間ごとに入れ替わることで、鼻の粘膜を休ませながら通気性を保っています。
お湯や水に長く浸かると指がしわしわになるのは、かつては皮膚が水分を吸うためと考えられていましたが、現在は自律神経が血管を収縮させるからという説が有力です。しわができることで、ぬれた物をつかみやすくなることもわかっています。
身長は朝と夜で変わります。もっとも高いのは起床時で、夜と比べて約1〜3cmちがう場合も。日中は重力で背骨の椎間板が少しずつ圧縮されて身長が縮み、睡眠中に横になると椎間板が回復して、朝は元の高さに近づくのです。
食べものにまつわる疑問
食パンの「耳」は、日本では昔から「耳」を物の端を指す言葉として使っていたため、食パンのふちも「耳」と呼ばれるようになりました。英語では「外皮」という意味の「crust」や「heel of bread」(パンのかかと)と呼びます。
たい焼きには「天然」と「養殖」があります。「天然」は一匹ずつ焼く一丁焼きで、皮が薄くあんこが多い傾向に。「養殖」は複数匹を一度に焼く型を使う方法で、皮は厚め、中身はあんこのほかにもクリームやチョコなど多彩であることが多いです。
白菜の黒い斑点は「ゴマ症」と呼ばれる現象によって生じたポリフェノールです。栽培環境や保存中のストレスによってできるもので、カビや病気ではないため、食べても害はありません。
ピーナッツ(落花生)は、ナッツ(種実類)ではなく、マメ科の植物です。花が咲いたあと、子房柄(しほうへい)が地中に伸びて実をつくります。一般的に豆類は炭水化物が多く脂質が少ないのですが、ピーナッツはその逆で栄養成分もナッツと似ています。
日本人にしか消化できない食材は「のり」をはじめとする海藻です。海藻には人の消化酵素では分解できない成分が豊富に含まれ、この成分を分解できる特殊な腸内細菌をもっているのは日本人だけ。長い年月、海藻を食べる習慣を続けてきたなかで獲得したと考えられています。
いちごの赤い部分は、実は「花托(かたく)」という茎の一部で、本当の果実は表面についている小さな粒々です。種の入った一粒一粒がそれぞれ果実にあたります。
働きバチ1匹が一生で集めるハチミツは、ティースプーン1杯にも満たない量といわれます。働きバチの寿命は平均1カ月ほどで、巣のなかで“内勤”を終えてから、蜜を集める“外勤”に。一生で3万個以上の花を訪れて蜜を集めるのです。
名前や呼び方にまつわる疑問
「靴下」の「下」は、表にあらわれていない内側を意味するもので、肌に直接身に着ける下着と同じ。靴の内側に履くから「靴下」なのです。
「ジョギング」は、会話ができるほどのゆっくりしたペースで走る運動のこと。一方、「ランニング」は息が弾むくらいのより速い速度で走ることを意味し、トレーニングを目的としたものが多いです。
「カフェラテ」はイタリア語で、エスプレッソにスチームミルク(蒸気で温めたミルク)を1対4で加えたもの。「カフェオレ」はフランス語で、ドリップコーヒーに温めたミルクを1対1で加えるのが一般的です。
「デニム」は表面に斜めの線が出る綾織りの丈夫な生地の総称で、「ジーンズ」はそのデニム生地でつくられたパンツを指します。つまりデニムは素材、ジーンズは製品です。
サケ・マスの卵が卵巣の薄い膜に入って「筋のように」つながっているものを「筋子(すじこ)」といい、「いくら」はすじこを膜から出してバラバラにしたものです。ロシア語で魚卵を意味する「イクラ」が語源です。
「交番」は主に都市部にあり、複数の警察官が交代で勤務します。一方、「駐在所」は郊外や地域に設置されることが多く、通常は1人の警察官が常駐し、地域住民との密接な関わりを担っています。
犬の名前が「ポチ」になったのは、明治時代にフランス人が「petit(プチ)」、イギリス人が「spotty(スポッティ)」、アメリカ人が「pooch(プーチ)」と呼んでいたのを、日本人が犬の名前と勘違いして広まったという説があります。
オートバイを「単車」と呼ぶのは、第二次世界大戦終結後、日本で一般的な乗り物として普及したのがサイドカーだったため。1台だけで走るオートバイを「単車」と呼んで区別したようです。
身の回りのあれこれにまつわる疑問
電話で「もしもし」というのは、明治時代、電話交換手が相手に「申します、申します」と伝えていたのが省略されて定着したようです。当時「もし」「もしもし」は人を呼び止めるときにもよく使われていました。
飛行機が飛べるのは、離陸前の高速な前進で主翼の上側の空気の流れが下側より速くなり、上向きの力=揚力が発生するためです。この揚力が機体の重さ=重力を上回ることで空を飛ぶことができます。
ほこりの正体は、衣類や布団の繊維、髪の毛、皮膚の角質などです。その大半は人が動くことで繊維の断片がはがれ、空中を漂って落ちる綿ぼこり。掃除だけでなく、発生源の布製品を減らすなどの対策が必要です。
「雨模様」は、雨が降っている様子ではなく、曇っていて今にも雨が降りそうな空の様子を意味します。
節分に食べる「恵方巻」の方角は、その年の福をつかさどる「歳徳神(としとくじん)」がいるとされる方角で、基本的には東北東、西南西、南南東、北北西のいずれか。中国から伝わった「十干(じっかん)」との組み合わせで決まります。
じゃんけんで勝つには、不意に仕掛けられた場合、多くの人は「グー」を出しやすいため「パー」を出せば勝てる確率が高いです。「最初はグー」からはじめた場合は「グー」以外の手を出しやすくなるため、「チョキ」を出せば負ける確率は低くなります。
招き猫が挙げた右手は「金運や財運」、左手は「人やお客」を招くとされています。両手を挙げた招き猫はその両方の願いを込めた縁起物ですが、「お手上げ」状態にも見えるため、右手と左手の2体を飾る人も多いです。
本記事で紹介した雑学は、飲み会の場などでの話題やお子さんに出すクイズとして気軽に使えるものばかり。周囲の人とのコミュニケーションに役立ててください。



