老舗ベーカリー「ブランジェ浅野屋」と岩手県のクラフトブルワリー「ベアレン醸造所」が共同開発した期間限定「ベアレン醸造所×浅野屋 Bread Weizen」を、家庭で作るおつまみとともに楽しんだ。
この発泡酒は、食品ロス削減への取り組みから生まれた。パン作りの過程で出るバゲットの端材を活用した珍しい発泡酒で、本場ドイツの伝統技術を守る「ベアレン醸造所」が、小麦麦芽を贅沢に使った「酵母入り無濾過白ビール(ヴァイツェン)」をベースに醸造した。
特徴的な味わいとソーセージとの相性
ヴァイツェン酵母特有のフルーティーな香りと、小麦やパンの香ばしさが調和したまろやかな味わいが特徴で、夏に合う爽快感がある。
まずはソーセージと一緒にいただいた。ヴァイツェン特有の爽やかな酸味と炭酸が、ソーセージのジューシーな肉汁や脂っぽさを口の中でさっぱりと洗い流し、パンのような風味や香ばしさがグリルしたソーセージの旨味と完璧に調和する。燻製ソーセージに加え、ハーブの効いた白ソーセージにも合いそうだ。
栄養価の高いサラダとのマリアージュ
次に「ケールと生ハムのサラダ」と合わせた。ケールは「野菜の王様」と称されるほど栄養価が高く、β-カロテンやビタミンC・Eなどの栄養素が豊富だ。今回はオクラや枝豆などの夏野菜もトッピングした。オクラや枝豆にはカリウムが含まれる。
ケール特有の力強い苦味や青っぽさを、フルーティーな甘みと小麦のまろやかさが優しく包み込み、食べやすくしてくれる。生ハムの濃厚な旨味と強い塩気が、発泡酒の持つほのかな麦の甘みを引き立て、贅沢な相乗効果を生む。サラダにクルトンをトッピングしてもよさそうだ。
パン×パンの香ばしい相乗効果
最後は「ナスとチーズたっぷりピザトースト」と合わせた。地元・新潟県で妹夫婦が栽培しているナスを大量にもらい、トマトソースでコトコト煮込んだ。ナスの皮には抗酸化作用を持つとされる色素成分「ナスニン」、ナスにはカリウムや食物繊維、トマトには抗酸化作用を持つとされる色素成分「リコピン」が含まれる。
発泡酒の原材料であるバゲットの香ばしさと、カリッと焼き上げたパンの香ばしさが見事にマッチし、「パン×パン」の香ばしい相乗効果を味わえる。
「Bread Weizen」は、焼き立てパンの息吹がそのまま溶け込んだ唯一無二の発泡酒で、苦味が穏やかですっきりとした酸味があるため、普段ビールを飲まない人でも飲みやすい。「パン好き」と「ビール好き」のどちらの心もつかむ、サステナブルで贅沢な一杯だった。



