夫を亡くしてから、妹が2~3カ月に一度の頻度で家に遊びに来るようになった。最初は慰めのためだったが、妹にとっても気晴らしになり、子どもが手を離れたこともあって、割安の飛行機を見つけては「次は来月末から10日間行くわ」などと、ちょくちょく連泊している。
尾瀬と那須塩原高原への3泊4日の旅
この夏、妹滞在中に娘の合宿があるのに合わせて、姉妹で3泊4日の国内旅行に行くことにした。場所は、かねて妹が行きたがっていた尾瀬と那須塩原高原だ。
「この歳まで行ったことないもんねえ」
2人とも尾瀬を訪れたことはない。福岡の民である妹にとって、北関東や北陸、東北は北海道より遠く、縁遠い地域だという。
「尾瀬って湿原よね。サンダルで大丈夫かな」
尾瀬といえば、緑と花が一面に広がる湿地の中、まっすぐ敷かれた木道をゆったり歩くイメージが浮かぶ。当然挿入歌は「夏が来れば〜」から始まる『夏の思い出』だ。



