歌手の和田アキ子が16日、肺炎のため86歳で亡くなった俳優・中村玉緒さんの通夜に参列し、涙ながらに故人を偲んだ。都内の斎場で営まれた通夜には、和田のほか明石家さんまも姿を見せ、会場入口で言葉を交わす場面があった。
「きれいな顔でした」
取材に応じた和田は「顔を見てほしい、と。きれいな顔でした。きれいな人やったんだな、と」と述べ、勝新太郎さんと玉緒さんが映画『夫婦善哉』で共演した際の打ち上げの思い出を語るなど、故人をしのんだ。
パチンコ店でのエピソード
和田と玉緒さんの共通点はパチンコ好きだったこと。和田は「私はバレるんですけど変装しているんです。どんなに変装しても玉緒さんは後ろから来て『どうでっか?』と言うんです。30分ぐらいすると『お腹空いてますやろ。パンですわ』とパンを持ってくるんです。平気でパンを食べながら中村玉緒として打ってはるんです」と回想。打っている時は声を掛けないようにお願いすると「わかりました。えらいすんまへん」と返したという。直後にパチンコ店で会ったが「元気ですか?」と声を掛けられたというエピソードも披露した。
和田は「ちょっとつらすぎます。周りを明るくする人でした。倒れそうになるぐらいでした」と涙ぐみ、ショックを受けている様子だった。
訃報の詳細
中村さんの訃報は、所属する長良プロダクションが12日に文書で発表。「弊社所属の俳優 中村玉緒(本名:奥村玉緒)が、2026年6月9日(火)、肺炎のため享年86歳にて永眠いたしました」と報告。「生前に皆様から賜りましたご厚情に心より感謝申し上げますとともに、謹んでお知らせ申し上げます」と伝えた。
中村さんは1939年7月12日生まれ、京都府出身。1953年に映画『景子と雪江』でデビュー。54年に大映と専属契約し、多数の映画に出演。60年公開の『ぼんち』『大菩薩峠』で第11回ブルーリボン賞助演女優賞を受賞。バラエティー番組『さんまのスーパーからくりTV』などでも活躍した。



