講談師の神田伯山さん(43)と山崎エマ監督(36)が16日、都内で行われた映画『モンキービジネス おさるのジョージ著者の大冒険』の公開記念特別イベントに登壇した。
山崎監督、10年かけて製作費を捻出
山崎監督は編集とプロデューサーも兼任。10年前に行ったクラウドファンディングで2000万円を集めたが、1万5000枚の手書きのアニメーションが必要だったこともあり、必死に“副業”したという。
山崎監督は「お金を貯めて、全部でこっちで使うために内容を問わず。記憶ではアメリカのダイエット会社の『100キロ痩せました』みたいな人が痩せていく動画を編集した」と苦笑いで告白した。
伯山、自身の借金を打ち明ける
必死にお金を稼いで本作に注ぎ込んだ山崎監督に、伯山さんは「私も別件で500万円の借金をすることになって。お金の重要性を感じている。エマさんの気持ちが痛いほどわかります」と語り、7月に新宿末廣亭で行った怪談興行に関連する赤字負担が500円だったことを引き合いに出し、笑いを誘った。
『おさるのジョージ』著者の波乱万丈な人生
『ひとまねこざる』『おさるのジョージ』シリーズの生みの親であるハンス&マーガレット・レイ夫妻は、ユダヤ人としてナチス・ドイツの侵攻を逃れ、パリ陥落の数時間前にハンスが組み立てた自転車2台でパリを脱出。その時もハンスが描いた原画を手放さず、戦後はニューヨークで数々の『おさるのジョージ』絵本シリーズを執筆した。
2人の波乱万丈な人生を、世界中から集めた膨大なアーカイブ映像と貴重な原画の数々を織り交ぜ、製作期間3年で1万5000枚を描いたという手書きのアニメーションで完成させた心揺さぶるドキュメンタリーとなっている。



