日光で棋聖戦前夜祭、名物「囲碁よろしく」に芝野十段「一生忘れない」
棋聖戦前夜祭で「囲碁よろしく」芝野十段が感動

囲碁の聖地・日光で棋聖戦前夜祭が開催、名物ソングに棋士も笑顔

一力遼棋聖と芝野虎丸十段による第50期棋聖戦七番勝負第4局を前に、対局前日の2月25日夕方、会場となる日光千姫物語で恒例の前夜祭が盛大に開催されました。日光市は、日光東照宮に祀られる徳川家康が囲碁を深く愛好した歴史にちなみ、囲碁の聖地として街づくりを推進しています。今回で3年連続となる棋聖戦の開催を記念し、棋士やファンが一堂に会する温かな集いとなりました。

「囲碁よろしく」の生演奏が会場を沸かせる

前夜祭のメインイベントは、日光吹奏楽団によるオリジナルソング2曲の生演奏です。中でも、「囲碁よろしく」というフレーズを繰り返し、餃子や燻製たまごなど栃木県の名産品への愛情を歌い上げる楽曲は、日光対局の象徴として広く親しまれています。今年の前夜祭でも、司会者の「いよいよこの時間がやってまいりました」という呼びかけに会場は大きな歓声に包まれ、地元で歌の教室を主宰する女性歌手が情感豊かにこの名曲を披露しました。

演奏が始まると、壇上に座る一力棋聖と芝野十段の顔にも自然と笑みが浮かび、和やかな雰囲気が広がりました。特に、初めて「囲碁よろしく」を聴いた芝野十段は、「日光には小学6年生の修学旅行で訪れましたが、15年も前のことなので、当時の詳細な記憶は薄れています。しかし、今回は素晴らしい演奏を聴かせていただき、この感動は今後、一生忘れることはないと思います」と語り、会場を笑いで包み込みました。

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一力棋聖も「日光に来た実感」と感慨深げ

一方、3年連続で前夜祭を経験している一力棋聖は、「日光対局といえば、このアットホームな雰囲気の前夜祭が欠かせません。『囲碁よろしく』の歌を聴くと、改めて日光に来たなという実感が湧いてきます」と述べ、地元の温かいもてなしに感謝の意を示しました。前夜祭は笑顔と拍手に満ちた楽しい時間となり、両棋士の緊張をほぐす良い機会となったようです。

前夜祭を終えた一力棋聖と芝野十段は、翌26日午前9時から始まる第4局に向けて気持ちを新たにしました。日光市の囲碁愛好家たちが全力で作り上げたこのイベントは、棋聖戦の伝統として今後も続いていくことでしょう。囲碁ファンにとって、日光での対局は単なる勝負だけでなく、地域と棋士が一体となる特別な体験を提供し続けています。

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