福島県喜多方市にある絶景スポット「恋人岬」の隣に、今年4月、新たな飲食店「そばカフェ満天テラス」がオープンした。標高約420メートルの雄国山麓に位置する恋人岬は、眼下に広がる会津盆地と遠く飯豊連峰を一望できる人気の観光地だ。
四季折々の絶景
恋人岬からは、季節や時間帯によって異なる風景が楽しめる。夕方には田んぼの水面に反射する夕日が美しく、夜には満天の星が輝く。初夏にはそば畑、秋には雲海(運が良ければ)、冬には雪化粧した会津盆地や飯豊連峰など、訪れるたびに新しい発見がある。
満天テラスの魅力
新しく開業した「そばカフェ満天テラス」は、喜多方農場と大和川ファームが共同運営。絶景を眺めながら、地元名産の雄国そばを味わえる。店内では喜多方産のコメや旬の野菜も販売しており、観光客だけでなく地元住民にも親しまれている。大和川ファーム社長の武藤治吉さん(62)は「喜多方の食材と絶景を一緒に楽しんでもらいたい」と語る。営業は11月下旬までの土・日曜日。
以前この場所にもそば店があったが、新型コロナウイルスの影響で閉店。コロナ禍後の観光客回復を受けて、両社が店舗を改修し再オープンした。
恋人坂も絶景スポット
恋人岬から車で約5分、雄国パノラマラインを進むと「恋人坂」がある。こちらは標高はやや低いが、市街地をより近くに望める絶景ポイントだ。ただし、一般道路であり駐車場がないため、路上駐車や無理な横断は危険。関係者は「絶景は車窓から楽しんでほしい」とマナー遵守を呼びかけている。
「恋人岬」「恋人坂」というロマンチックな名称の由来は不明。地域事情に詳しい人も、いつ誰が名付けたかは定かでないという。
喜多方観光の楽しみ方
喜多方市は日本三大ラーメンの一つ「喜多方ラーメン」や蔵の街並みで知られる。しかし観光客は中心部だけを巡り、すぐに会津若松方面へ向かってしまうケースが多い。中心部から少し足を延ばせば、季節ごとの会津の絶景を堪能できる。マナーを守って訪れたい。
アクセスと注意点
- 住所:恋人岬=喜多方市熊倉町雄国字獅子沢579、恋人坂=同市熊倉町雄国字村中
- 交通:JR喜多方駅から車で約20分
- 注意:恋人坂には駐車場なし。路上駐車禁止
JR喜多方駅はレトロな駅舎で、構内には昨年閉店した喜多方ラーメン発祥店「源来軒」のメモリアルコーナーや各店のラーメンどんぶりが期間限定展示されている。駅前のれんが造りの土産店では、ラーメンや日本酒、会津民芸品などを販売している。



