昨年の大阪・関西万博で大きな注目を集めた「iPS心臓」が、来年3月にJR大阪駅周辺で展示されることになった。この展示は、同年4月に大阪市内で開催される日本医学会総会に合わせた市民向けイベントの一環として計画されている。総会の会頭を務める澤芳樹・大阪大特任教授が29日、大阪市内で開かれている日本産業衛生学会の講演で明らかにした。
iPS心臓とは
iPS心臓は、澤氏の研究成果を基に、大阪大学発の新興企業「クオリプス」(東京)がiPS細胞から開発した。万博ではパソナグループのパビリオンで展示され、赤い培養液の中で拍動する様子を見ようと多くの来場者が訪れた。万博閉幕後は、昨年11月に東京都内で開かれたイベントでも展示された。
展示詳細
総会の市民向けイベントは来年3月20日から28日まで、JR大阪駅周辺の6か所で開催される。クオリプスはiPS心臓に加え、iPS細胞から作った心筋シートも展示する予定だ。具体的な展示場所や観覧方法については今後検討される。
澤氏は講演で、「万博でiPS心臓を見られなかった方もたくさんいるのではないか。万博の雰囲気や興奮を改めて感じてもらえるようにしたい」と語り、多くの人々にこの技術の魅力を伝えたいとの意欲を示した。



