名古屋市は、戦災で焼失した名古屋城天守閣の木造復元に着手することを正式に決定した。2028年度の完成を目指し、伝統的な木造建築技術と最新の耐震技術を融合させる計画だ。
復元の背景と意義
名古屋城の天守閣は、1945年の空襲で焼失。その後、鉄筋コンクリート造りで再建されたが、木造での復元を求める声が長年上がっていた。今回の決定は、文化財保護と観光振興の両面から期待されている。
事業概要
- 総事業費:約500億円
- 工期:2024年度から2028年度まで
- 高さ:約55メートル(現状と同程度)
復元には、江戸時代の図面や写真を基に、当時の技法を可能な限り再現する。同時に、現代の耐震基準を満たすため、一部に鉄骨や制震装置を組み込む。
今後のスケジュール
2024年度中に基本設計を完了し、2025年度から本格的な工事を開始。2028年度中の完成を目指す。完成後は、内部を博物館として公開し、名古屋の新たな観光拠点となる見込み。
名古屋市長は「市民の長年の夢が実現する。伝統と革新が融合した新しい名古屋城を、多くの人に愛される存在にしたい」とコメントしている。



