伊勢神宮で式年遷宮へ「お木曳」始まる 約6000人が用材運び民俗行事が幕開け
伊勢神宮で式年遷宮へ「お木曳」始まる 6000人が用材運ぶ (13.04.2026)

伊勢神宮で式年遷宮へ向けた「お木曳」が幕開け 約6000人が参加し用材を神域へ運ぶ

伊勢神宮の社殿を建て替える2033年の式年遷宮に向けた御木曳初式が、4月12日と13日の両日、三重県伊勢市の神宮周辺で厳かに営まれました。これは市民が参加する伝統的な民俗行事「お木曳」の幕開けを告げるもので、約6000人の参加者が新しい社殿の用材となる役木を神聖な領域まで運び込み、20年に一度の大祭典への準備が本格的に始動しました。

川曳と陸曳で用材を運ぶ伝統の儀式

12日には「川曳」が行われ、そりに載せた用材を五十鈴川をさかのぼり、内宮へと運び入れられました。続く13日には「陸曳」が実施され、陸路で外宮へと用材が運ばれました。法被姿の約3000人の曳き手たちが、「エンヤー」という力強いかけ声や木やり歌を響かせながら、長さ5メートル、直径50センチのヒノキ7本を1本ずつ奉曳車に載せ、約2キロにわたって綱を引く光景は圧巻でした。

これらの用材は、新しい社殿の屋根などに使用される重要なもので、参加者たちは神事への敬意を込めて丁寧に運搬しました。神宮周辺では、伝統的な民俗行事ならではの活気と厳かな雰囲気が漂い、多くの見物人も集まりました。

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式年遷宮とは何か

式年遷宮は、伊勢神宮において最大の祭典とされ、20年に一度、社殿や神宝をすべて一新する神事です。ご神体を新しい社殿に移す2033年の「遷御」まで、約30もの祭典や行事が予定されており、お木曳はその重要な一環を成します。今年と来年の5月から8月にかけて、このお木曳が繰り広げられる予定で、地域全体が式年遷宮へ向けて盛り上がりを見せています。

この行事は、単なる用材の運搬ではなく、地域の伝統と信仰を継承する民俗行事として、市民の参加を通じて世代を超えた絆を深める役割も果たしています。伊勢市を中心に、三重県全体が式年遷宮への期待と準備に取り組んでおり、今後の祭典の展開が注目されます。

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