東大寺二月堂「お水取り」1275回目 不退の行法で古都・奈良に春を告げる
東大寺二月堂「お水取り」1275回目 不退の行法で春告げる

東大寺二月堂「お水取り」1275回目の本行が始まる

「お水取り」の名で広く知られる仏教修行「修二会」の本行が、奈良市の東大寺二月堂で始まりました。この行事は、大仏開眼の752年から途切れることなく続けられており、古都・奈良に春の訪れを告げる風物詩として親しまれています。疫病や戦争の時代にも中断されることがなかったため、「不退の行法」と称され、今回で記念すべき1275回目を数えます。

11人の僧侶による厳しい修行

修二会では、11人の僧侶が十一面観音菩薩に天下太平や五穀豊穣などを祈願します。満行を迎える15日まで寺にこもり、板に身体を打ち付ける「五体投地」などの激しい修行を続けます。この修行は、心身を清め、人々の安寧を願う深い意味を持っています。

「お水取り」の由来となる儀式

13日未明には、「お水取り」の名の由来となった重要な儀式が執り行われます。「若狭井」と呼ばれる井戸から「お香水」をくみ上げ、本尊に供えるこの儀式は、行事のハイライトの一つです。清らかな水が春の到来を象徴し、参拝者にも深い感動を与えます。

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東大寺二月堂の修二会は、千年以上の歴史を誇る日本の伝統文化の粋を集めた行事です。僧侶たちのひたむきな修行を通じて、古都・奈良に春が確実に訪れることを実感させてくれます。この不退の行法は、現代社会においても人々に希望と安らぎをもたらす貴重な存在と言えるでしょう。

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