刀剣乱舞キャラ像「江雪左文字」が修復完了、破損した数珠の房を溶接で補強
広島県福山市西町のふくやま美術館前広場に設置された、人気ゲーム「刀剣乱舞ONLINE」のキャラクターをモチーフにした「江雪左文字像」が、破損した部分の修復を完了しました。福山市はこのほど、像の右腕にかかる数珠の房が外れていた問題について、業者による接合部の補強と溶接作業が終了したと発表しました。
修復作業の詳細と費用
市文化振興課によると、修復作業は2026年2月下旬に行われ、破損した数珠の房の部分をしっかりと付け直すために、接合部を強化する溶接技術が用いられました。この修復にかかった費用は約50万円で、市の予算から捻出されました。像は高さ約2メートルの青銅製で、2024年に設置されて以来、地元住民やゲームファンから親しまれてきました。
ふくやま美術館は、像の名と同じ国宝刀剣「江雪左文字」を所蔵しており、この縁から関係者が像の制作費を市に寄付し、設置が実現しました。しかし、昨年10月に右腕にかかる数珠の房が外れているのが発見され、修復が必要となりました。
人為的破損の可能性と今後の対応
市の調査では、数珠の房の破損が人為的に壊された可能性があると指摘されています。このため、福山市は広島県警福山東署に被害届を提出し、詳細な原因究明を進めています。像は公共の場に設置されているため、市は再発防止策として、監視カメラの設置や定期的な点検の強化を検討中です。
修復後の「江雪左文字像」は、元の姿を取り戻し、美術館前広場で再び訪れる人々を迎えています。市関係者は、「この像は地域の文化財として大切に管理し、今後も長く楽しんでいただけるよう努めます」とコメントしました。
このニュースは、ゲーム文化と地域活性化が結びついた事例として注目を集めており、福山市では像を中心としたイベントの開催も計画されています。修復作業を通じて、文化遺産の保護とコミュニティの絆が一層深まることが期待されています。



