岐阜・郡上市の地域文集「やまなみ」が50号到達、半世紀の歴史を展示
岐阜・郡上市の地域文集「やまなみ」50号、記念展

岐阜県郡上市の大和地域公民館が発行する地域文集「やまなみ」が、創刊から半世紀を経て第50号に到達した。この節目を記念し、過去の全号を一堂に集めた展示会が大和生涯学習センターで開かれている。31日まで。

半世紀続く地域文化の結晶

「やまなみ」は1976年度に創刊され、毎年200人を超える住民が投稿する力作をまとめてきた。大和町は戦国武将・東常縁が古今和歌集の解釈の秘伝を受けた「古今伝授の里」として知られ、住民は和歌に深く親しんでいる。小中学生も授業で短歌に取り組み、作品を寄せている。

第50号は記念号として通常よりボリュームを拡大。これまで県内外のコンクール入賞作のみ掲載していた小中学生の作品も、全員分を掲載した。また、過去には散文や戦争体験の随筆なども寄稿されてきた。

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初投稿者の思い

同町牧の日置弥之さん(73)は、昨年他界した母・昭子さんをしのぶ3首を初めて投稿した。昭子さんは長年にわたり「やまなみ」に寄稿しており、日置さんは「母にとって生きがいだった。大和では同じ思いを寄せる人も多いと思う。末永く続いてほしい」と願う。

展示会の見どころ

生涯学習センターの展示では、地元の書家で水墨画家の山田白陽さんらが手がけた表紙が並ぶ。木島清館長(74)は「公民館が発行する文集が半世紀も続く例は全国でもまれだと思う。大和の人なら懐かしい家族や知り合いの名前がきっと載っている。どんな歌を詠んでいるか見に来てほしい」と来場を呼びかけている。

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