二本松市の大山忠作美術館で春夏の日本画を堪能できる常設展が開催中
福島県二本松市の市民交流センター3階にある大山忠作美術館では、現在、常設展第32期「本日は日本画日和」が開催されています。この展示会では、大山忠作画伯が心の赴くままに描いた春から夏にかけての季節の移り変わりをテーマとした作品が多数展示されており、訪れる人々に豊かな自然の薫りを届けています。
LED照明改修で作品の色彩がより鮮明に
同美術館は最近、発光ダイオード(LED)照明の改修工事を完了させました。この工事により、展示室の明るさが大幅に向上し、大山画伯の作品が持つ繊細な色使いや筆致をこれまで以上に鮮明に楽しむことができるようになりました。照明環境の改善は、日本画の持つ深みや輝きを引き立て、鑑賞体験を一層豊かなものにしています。
春夏の季節感あふれる多彩な作品群
展示されている作品は、豪快な花火を描いた「光散華」や色鮮やかな「虹神」、神秘的な古代ハスを題材にした「荷花」など、150号の大作を中心に、扇面に咲く花ショウブやボタン、雷神・風神を描いた作品など、合計70点に及びます。これらの作品は、大山画伯が四季に寄り添いながら、自然の美しさや季節の移ろいを独自の視点で表現したものです。
特に注目すべきは、歩き始めた長女・大山采子さんをモデルにした「童女」です。この作品からは、画家としての技量だけでなく、父親としての優しさや愛情が感じ取れ、観客の心を打つものとなっています。
大山家の特別協力による初公開作品も多数
今回の展示では、大山家の特別協力により、扇面画に加えて、写生など下図とみられる初公開の作品も多く展示されています。これらは、大山画伯の創作過程を窺い知ることができる貴重な資料として、美術ファンや研究者にとって大きな魅力となっています。
展示会は9月13日まで開催されており、開館時間は午前9時半から午後5時までです。月曜日は休館日ですが、祝日の場合は翌平日が休館となります。観覧料は一般410円、高校生以下210円で、気軽に訪れることができます。詳細な問い合わせは、大山忠作美術館(電話0243・24・1217)までお願いします。
この常設展を通じて、大山忠作画伯の芸術世界に触れながら、春夏の季節感を存分に味わってみてはいかがでしょうか。LED照明の効果も相まって、作品の魅力がより一層引き立つことでしょう。



