高市早苗首相が、自身のX(旧ツイッター)を通じた政策の発信を強めている。首相は就任後からXを多用してきたが、14日には「物価高対策」をテーマに5連投した。内閣支持率が下落傾向にあるなか、成果を強調する狙いがあるとみられる。
5分間で五つの投稿
「高市内閣では、国民の皆様が直面されている『物価高』への対応に最優先で取り組んできました」。首相のアカウントは同日午後2時1分、冒頭にこうつづったXを投稿した。これを手始めに、5分間で五つの投稿を重ねた。
物価高対策への批判に対して認識が異なるとの反論もあった。「ファクトで見てみましょう」とグラフの画像を添え、インフレ率が主要7カ国(G7)で最も低いことなどを説明。この理由に、物価高に対応するための「電気・ガス料金支援」や、高騰するガソリン価格への抑制策などがあるとした。文字数は計約2900字に及んだ。
相次ぐ投稿と背景
この日と前後する10日から16日にかけても投稿は相次いだ。地方の公共交通機関を維持するための改正地域交通法、下水道の老朽化対策を強化するための改正下水道法など、特別国会で成立した法律を説明したこともあった。
首相の発信をめぐってはそもそも、記者会見が少ない一方、Xを通じた対応が目立ってきた。ここに来て行われた異例の5連投の背景には、「物価高対策の恩恵があるのに誰も評価してくれていない」(首相周辺)との不満があるとの見方がある。



