スズキの「ジムニー ノマド」が最新のⅡ型となり、受注を再開した。今回、5速MTモデルを一般道路で、4速ATモデルを不整地路面で試乗し、変更点と本質的な価値を検証する。
Ⅱ型で向上した装備と機能
毎日の運転でうれしいのは、インパネ計器(左:タコメーター、右:速度計)の中央に配置されていた「マルチインフォメーションディスプレイ」がⅡ型からカラー化されて視認性が向上したことだ。これにより、視線を大きく落とさず状況変化(例:パワー&トルクメーター)の確認ができるようになった。
加えて、メーカーオプション装備のバックアイカメラ付ディスプレイオーディオがスズキコネクト対応となり、いわゆる緊急通報システム「SOSボタン」機能が追加された。
ジムニー初の5ドア、その特徴
ジムニー ノマドはジムニー初の5ドアモデルだ。直列4気筒1.5Lエンジンを搭載した3ドアの「ジムニー シエラ」をベースに、全長は340mm長く、全高は5mm低く、ホイールベースは340mm長いことが特徴。車両重量はボディが大きくなったので100kg増えている。
試乗で感じた走行特性
ハンドルのロックtoロックはこれまで同様約4回転(左右におよそ2回転)なので、駐車場などで大きく車体の向きを変えるには忙しくなるが、それもこれも不整地路面での走行を第一に考えた設計思想からくる特性だ。また、ステアリング形式は一般的なラック&ピニオンではなく、ボール&ナットなので舗装路面ではハンドル中央付近に物理的に発生する微少な不感帯がある。最小回転半径は、シエラの4.9mに対して5.7mとロングホイールベース化により大きくなった。



