Xiaomiは2026年7月、新型EV「SkyNomad(小美居)」を発表した。現在の主力モデルである「SU7」「YU7」とは異なるネーミングのモデルで、独自の可変空間基盤「崑崙(Kunlun)アーキテクチャ」を採用する。
2つのラインで展開、価格は25.99万元から
SkyNomadは「車内で過ごす人のための車」と位置付けられ、フルサイズの「N90」と5人乗りの「N70」の2ラインを展開する。価格は5人乗り「N70 Max」が25.99万元(約540万円)から、7人乗り高級モデル「N90 Max」が29.99万元(約620万円)からとなっており、正式販売と納車は2026年9月初旬を予定している。
前後完全フラットフロアと回転シートが特徴
最大の特徴は前後完全フラットフロアと、キャビン全長にわたる縦方向レールシステムだ。前席は180度回転して2列目と対面でき、シートはゼログラビティモードやマッサージ・ヒーター・ベンチレーションを標準装備。荷室は最大1831L(N90)まで拡張可能で、駐車中は仕事場・休憩空間・家族の団らんスペースへ変化する。
25基・4890Wの7.1.4サラウンドスピーカーや9Lミニ冷蔵庫も搭載し、後席には21.4型の天窓モニターも備えている。
安全性能と先進運転支援
車体は既存のSU7やYU7と同じデザインコンセプトを踏襲しており、外観から「Xiaomiの車」であることを容易にイメージできる。「MI」ロゴの一体型LEDライトやフローティングドアミラーも採用した。構造面では高強度鋼などで側面衝突強度を大きく向上させるなど、安全性も確保している。
最大水深750mmの走行や緊急時の水上浮力にも対応し、災害時にも強いEVとなっている。内部には12個のエアバッグも備えている。
モーターは前210kW+後100kWのデュアル構成でシステム出力310kW(416馬力)、0-100加速は5.9秒。先進運転支援はNvidia Thor-U(700TOPS)とルーフ搭載LiDARを基に、ミリ波レーダーやカメラ多数を統合したXiaomi HADシステムも採用している。コックピットはSnapdragon 8 Gen 3が制御し、車外6マイク・2スピーカーによる音声操作にも対応するなど、高性能なスマートデバイスのような一面もうかがえる。