阪神レジェンド掛布雅之さんが自転車安全運転をPR、悪質運転をバックスクリーンに3連発
新たな自転車交通ルールのPR役として、プロ野球界のレジェンドが登場しました。兵庫県尼崎南署は、自転車の「青切符」制度導入を控え、安全運転を呼び掛けるショート動画を制作し、SNSで公開しています。その動画に起用されたのは、阪神タイガースの元4番打者で、今も多くのファンから愛される掛布雅之さん(70歳)です。交通ルール順守の機運醸成に向け、トラ党に絶大な人気を誇るスターの力強いメッセージが注目を集めています。
青切符制度導入を前に、尼崎南署がSNSで啓発キャンペーン
4月から開始される青切符制度は、自転車の悪質な交通違反に対して反則金が科される新制度です。地形的に起伏が少なく自転車利用者が多い尼崎市では、尼崎南署がこの制度の周知と合わせて、マナー向上の意識を高める好機と捉えました。若い世代にも親しみやすいSNSを活用し、効果的な啓発活動を展開することを決定しました。
さらに、昨年セ・リーグ優勝を果たし、市内に二軍用の新球場「日鉄鋼板SGLスタジアム尼崎」もオープンした阪神タイガースの勢いと人気にあやかろうと考えました。野球殿堂入りも果たした掛布雅之さんの発信力に期待し、出演を依頼したところ、快諾を得ることができたのです。
野球のルールを例に、安全運転の重要性を訴え
動画の中で、掛布さんは「野球も自転車もルールが大事」と力強くアピールしています。グラブと白球を手に持ち、かつて好守を誇った三塁手として、「安全確認のキャッチボールを」と説くシーンも印象的です。
また、スマートフォンを操作しながらの「ながら運転」や飲酒運転、信号無視といった悪質な行為を一掃しようと、「悪質運転をバックスクリーンに3連発」とのメッセージを発信しています。これは、1985年に甲子園球場での巨人戦で、ランディ・バースさん、岡田彰布さんと共に3者連続本塁打を記録し、初の日本一へチームを導いた伝説的なエピソードにちなんだセリフです。
現役時代に左のスラッガーとして本塁打王に輝いた掛布さんは、動画の中で力強いバットスイングも披露しており、野球ファンだけでなく幅広い層への訴求を図っています。
約1分の動画がSNSで拡散、ホームラン級のインパクトを期待
この動画は約1分間で構成されており、今月初めからインスタグラムやユーチューブ、X(旧ツイッター)の県警や県警交通企画課の公式アカウントで公開されています。尼崎南署は「大スターの起用により、ホームラン級のインパクトを与えることができるはずです。自転車のマナー向上に向けて、プレーボールをかけたいと考えています」とコメントしています。
自転車利用の多い地域特性を活かし、地元の英雄を起用したこの取り組みは、交通安全意識の向上に大きな効果が期待されています。掛布雅之さんの温かみある語り口と、野球に例えた分かりやすいメッセージが、多くの人々の心に響くことでしょう。



