中部学院大が2年ぶりに全日本大学野球選手権へ
東海地区大学野球連盟の春季リーグを制した中部学院大(岐阜県関市)が、第75回全日本大学野球選手権記念大会(読売新聞社など主催)に2年ぶりに出場する。チームは日本一を目標に掲げ、準備を進めている。8日の大会初日、東京・神宮球場の第1試合で近大工学部(広島六大学代表)と対戦する。
初戦は近大工学部
中部学院大は5度目の出場で、3年前の大会では準々決勝に進出した実績を持つ。今春は3年生を中心に、力のある速球を投げ込む投手陣と、つながりがある打線がかみ合った。先月23日に行われた岐阜、三重、静岡3県リーグの優勝校による代表決定戦では、日大国際関係学部(静岡)に投手陣の踏ん張りで逃げ切り、鈴鹿大(三重)には中盤に打線が勝負強さを発揮して逆転勝ちした。
エースは152キロの速球が武器
エースは来年のドラフト候補に挙げられる吉倉遼輔投手(3年・不二越工)。1メートル84の長身から投げ下ろす最速152キロの速球を武器に力で押す投球が持ち味で、奪三振数は投球回を超える。日大国際関係学部戦に先発し、八回途中2失点の力投でチームを勝利に導いた。憧れは3学年先輩で、2年前の選手権初戦で完投勝ちした宮島拓斗投手。「楽しみです。神宮球場で早く投げたい。宮島さんのような投球をして、チームの日本一に貢献したい」と意気込む。
リリーフの冷水孝輔投手(2年・耐久)、古川莉玖投手(4年・日章学園)はともに今春、自責点0と安定しており、先発タイプの三木一輝投手(3年・高朋)も試合を作る力にたけている。
中軸は速い打球が持ち味
打線は2年前の選手権を経験している吉井宗央選手(3年・東大阪大柏原)と外山櫂選手(3年・滋賀学園)が3、4番を打つ。ともに速い打球で外野の間を抜く打撃が持ち味で、吉井選手は「試合の流れを変える二塁打、三塁打を打ちたい」と語る。一方の外山選手は四死球での出塁が出場14試合で21と、「ミート力と選球眼には自信があります」と胸を張る。2年前の選手権は代打で2打数1安打。「今度は率を残して、勝利に貢献する」と気合が入る。
故障で出遅れていた泉青空選手(4年・汎愛)が終盤戦から打線に復帰し、中軸の2人を支えられることも心強い。堅守が持ち味の鉞陽聖選手(4年・岐阜城北)は鈴鹿大戦の五回に流れを引き寄せる逆転打を放つなど、名字の「まさかり」のように、キラリと光るプレーを見せる。「まず試合への入り方が大切」と最上級生としてチームを引っ張る。



