巨人の高梨雄平投手が16日、DeNA戦で2年ぶりの白星を手にした。七回に同点の場面で登板し、1死一塁から安打を許して二、三塁のピンチを背負ったが、筒香嘉智を空振り三振に斬って取った。フルカウントからの内角スライダーでファウルを奪い、最後は外角直球でタイミングを外した。33歳のベテランは「やるか、やられるか」の厳しい世界で、さびつかぬ投球術を見せた。
2季ぶりの勝利に感慨
高梨は2016年のドラフト1位で巨人に入団。ルーキーイヤーから毎年勝ち星を積み重ねてきたが、近年は登板機会が減少していた。この日の勝利は2024年以来、実に2年ぶり。試合後、「信頼をつくっていくしかない」と語り、今後の活躍への決意を新たにした。
ピンチを乗り越えた粘りの投球
七回2死一塁から登板した高梨は、度会隆輝に安打を許し、二、三塁とされた。打席にはこの日2打点を挙げていた筒香。フルカウントからの勝負は、内角スライダーでファウルを奪い、次に外角直球で空振り三振に仕留めた。「開き直った」と振り返る高梨の投球に、ベンチも沸いた。
その裏、味方打線が勝ち越し、高梨に2季ぶりの白星が転がり込んだ。中継ぎ投手としての厳しい立場を理解しつつ、34歳の筒香を抑えた瞬間、33歳の絶叫が球場に響き渡った。
信頼回復への第一歩
高梨はこれまで、巨人の中継ぎ陣を支えてきた。しかし、近年は調子が上がらず、2軍暮らしが続いていた。この日の登板は、首脳陣の信頼を取り戻す絶好の機会だった。「まだまだやれることを証明できた」と手応えを口にする。
巨人はこの試合、連敗を3で止め、反撃の形を整えた。高梨の復活は、チームにとって大きな弾みとなる。今後の起用法にも注目が集まる。



