「1軍では打てない」酷評された楽天・平良竜哉、戦力外から這い上がり4号先制ソロ
「1軍では打てない」酷評された平良竜哉、戦力外から這い上がり4号先制ソロ

「この3年間、心が折れずにやれたことが、今、少し結果として出ているので、自信を持ってもっとやっていきたいなと思っています」――5月6日、仙台市の楽天モバイル最強パーク宮城の選手用通路で、楽天の平良竜哉選手(27)がこうつぶやいた。

3試合連続アーチでチームトップに並ぶ

この日の日本ハム戦で、「1番・レフト」で先発出場した平良選手は、三回に左越えの4号先制ソロを放った。これで4月29日のロッテ戦でプロ初本塁打を記録してから、約1週間で4本目のアーチ。この時点でチームトップの主砲・浅村栄斗選手(35)に並ぶ活躍を見せた。

プロ4年目、浮き沈みのキャリア

平良選手はプロ4年目とまだキャリアは短いが、すでに戦力外通告や手術を経験するなど、浮き沈みの激しい道のりを歩んできた。沖縄県出身で、県立前原高から九州共立大、NTT西日本を経て、2022年秋のドラフト5位で楽天に入団。当時すでに24歳で、170センチ、78キロと体は大きくない。

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「社会人出身は即戦力と見られるので、正直、焦りはありましたね」と平良選手は振り返る。1年目は1軍出場なし。2年目の24年4月に1軍初昇格を果たすも、18試合で21打数3安打、3打点にとどまり、6月に2軍落ち。そのまま再昇格はなかった。

戦力外通告からの再出発

その年のオフ、平良選手は戦力外通告を受けた。さらに頸椎椎間板ヘルニアの手術を受け、育成契約で再出発することに。手術後、試合復帰まで最低でも約3カ月はかかる見込みだった。「最初は思うように体が動かなかった」と平良選手。リハビリを続けながら、過去の自分と向き合ったという。

「どうしてプロで通用しなかったのか、何が足りなかったのか。1軍で打てないと言われ続けて、悔しい思いもしました。でも、その経験があったからこそ、今の自分があると思います」

育成契約から這い上がり、結果を残す

育成選手として再スタートを切った平良選手は、懸命なリハビリと練習を重ね、25年シーズンに支配下登録を勝ち取った。そして、4月29日のロッテ戦でプロ初本塁打を放つと、そこから勢いに乗り、わずか1週間で4本塁打を記録。かつて「1軍では打てない」と酷評された男が、今やチームの主軸として結果を残し始めている。

「まだまだこれからです。もっと結果を残して、チームの勝利に貢献したい」と平良選手。苦難を乗り越えた男の挑戦は続く。

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