サッカー女子日本代表(なでしこジャパン)の新監督に就任した狩野倫久氏が18日、都内で記者会見を開き、来年の女子ワールドカップ(W杯)での優勝を目標に掲げた。「アグレッシブ(積極的)で躍動感のあるサッカーを見せたい」と力強く語った。
狩野新監督の経歴と展望
狩野氏はこれまで、世代別の女子代表監督などを歴任。2024年からなでしこのコーチを務め、前任のニールセン監督が退任した今年4月には監督代行としてアメリカ遠征3試合で指揮を執った。就任にあたり「選手の戦術理解度の高さを生かし、攻守で連動したプレーを引き出したい」と述べ、チームの強みを最大限に活かす方針を示した。
コーチ陣に内田篤人氏ら
コーチ陣には、日本代表として長年活躍した内田篤人氏らが加わることが決定。狩野監督は「再び世界一になるために彼が必要だと就任を依頼した。世界基準を選手たちに示してもらいたい」と期待を寄せた。内田氏の豊富な国際経験がチームに与える影響は大きく、若手選手の成長促進も期待される。
チームの現状と課題
なでしこジャパンは前監督の下でアジアカップ優勝を果たしたものの、世界の壁は依然として高い。狩野監督は「選手一人ひとりの能力は高い。それを組織力に変え、世界のトップと戦えるチームを作りたい」と強調。攻守のバランスと運動量を重視したスタイルを構築する考えだ。
また、来年のW杯に向けて、今年中に数回の国際親善試合を予定。新体制での連携を深め、最適な戦術を模索する。狩野監督は「限られた時間の中で、最大限の準備を進める」と述べ、チーム一丸となった取り組みを誓った。



